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SS3
??「A〜っ!!!!」
「…うげっ」
LDH本社で出会ったのはTAKAHIRO君でした。
敬浩「、なんで逃げるんだよ!」
「なんでついてくるの、」
前方へと進めていた足をくるりと180°回転させ足早に敬浩から遠ざかろうとするA。
もちろんそんな彼女をみすみす逃がすわけもなく敬浩はその姿を追いかけた。
敬浩「なーなー、逃げられるとショックだってぇ」
「だって敬浩くん2人きりの時ロクなことしないんだもん」
敬浩「ロクなこと?…例えば?」
「っ、」
今にも走り出して逃げそうなAより先に地面を蹴り、その距離を一気に詰め、壁へと追いやる。
ドンッ
敬浩「…ねえ、例えばどんなこと?」
「…触るのでさえ緊張するなんて嘘…」
敬浩「はは、それは本当だって」
いつも皆の前では「Aに触るだけで緊張するよ!」とか言ってちょっと情けない感じに接してくるくせに、皆がいないとこれだもの。
Aが敬浩を警戒する一番の原因はそれだった。
敬浩「で、さ。ロクなことってなによ。俺そんなにAに変なコトしてるっけ?」
「く、首に、…チューしたり、耳に息 やったり…あの、腰撫でたりとか…、」
敬浩「ああ、それは…お前見てるとやりたくなっちゃうから」
19歳に悪戯する29歳。
普通であれば許すまじ変態である。
それでも彼が許されるのは、イケメンであるから。
敬浩「ロクなことしないって言うからもっと凄いことだと思ってたんだけどなぁ」
「え?」
敬浩「…どんな事か教えてあげようか?」
「いや、…いい!」
敬浩「遠慮すんなって。あー、でも場所が悪いかぁ、…A声我慢できる?」
「なんの話?!絶対いやっ」
腰に手を回してほとんど密着する距離になると、敬浩の胸板をぐいぐい押して全力で離れようとするA。
敬浩(だから、それだよ)
Aにちょっかい出したくなっちゃう原因。
なんでそんな力ないの?今の倍くらいの力出さないと俺から離れられないよ?
俺だって一応鍛えてるんだから。
顎を軽く引いて見下ろした所で必死になっているAを見てそんな事を思っている敬浩。
普段クールぶってるくせに、こうゆうのには本当弱いんだから。
敬浩「ねー、初めての相手は上手い奴の方が良いんだよ。あ、それともA実は初めてじゃない?」
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時