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-ver.aqua marine- 8 ページ8

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隆二「はー、浮き輪なんか使ったらつまんないだろ」

「え?」

隆二「かしてみ?」




そう言って近寄ってきた隆二にハメたばかりの浮き輪をひょいっと取られてしまう。
そして呆気に取られるAの腰を後ろから掴むと 軽々と持ち上げ、




バッシャァアン!




「「「!!!」」」

健二郎「Aーーっ!」

剛典「ははっ、やばぁ!」




そのまま海へと投げ入れた。


突然海水に顔が浸かったAは一瞬パニックになり、水が鼻を逆流してくる感覚に堪らず立ち上がった。




「っ、今市!」




彼の方をキッと睨めば、いたずらっ子のような笑みを浮かべ




隆二「水も滴るいい女」

「うるさいっ」




バシャバシャと隆二に勢いよく近寄ると、その鍛え抜かれた腰にガッチリと抱きついたA。




隆二「え、何してんの…?」

「私も投げる!やりかえす!」




いきなり投げられてかなりイラっときたらしい。
全力で隆二の身体を押し倒そうとしているが、ビクともしない彼の身体。
仕舞いにはそんなAの頭をニヤニヤしながら余裕そうに撫でている隆二。




広臣「…俺も投げたらあれやってくれるの?」

直人「いや、Aあれ怒ってるからね?笑」




「っ、健さん!ELLYくん!」


「「イエッサー!」」

隆二「ちょ、それはズルい!」




Aの掛け声により隆二に襲いかかる二人。
流石に男2人の力に敵うはずもなくあっという間に海水の中へと沈んだ。




「…よし。」


直己「よしって笑 健二郎とELLY完全にAの言いなりになってなかった?」

ELLY「あ、なんか条件反射で…」

健二郎「Aが可愛すぎて…」




一仕事終えた2人はAとハイタッチを交わすと、隆二を置き去りにしてその場を離れた。




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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時

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