君をさがしてた。～pastel days～ (ページ45)

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-ver.wine red- 9 ページ45

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将吉がカバンの中からおもむろに取り出したのは、手作りのルーレット。

“ボーカル”
“Second”
“アラサー”
“俺のお気に入り”

広臣「あっは、何これ！」

将吉「これ回して選ばれたのが “ボーカル” だったんだよねぇ～」

広臣「だからボーカル飲みw すっげぇ、面白いっすね」

なにこれ～と興味津々の一同。

敬浩「俺この、“俺のお気に入り”ってのすげー気になるんだけど」

将吉「あ、それは内緒っす」

涼太「えー気になる！俺入ってますよね？」

将吉「……」

涼太「うわっ！」

龍友「絶対入ってないやつだこれ笑」

将吉「玲於は入ってるよ。」

涼太「俺は？！」

将吉「……」

「「「www」」」

目の前で繰り広げられるやり取りに思わず苦笑いしたネスミス。

ネス「これ今日トレーニングの合間にずっと作ってたんだよ」

敬浩「仕事しろ笑」

将吉「だからトレーニングの休憩中だってば～」

「これ作る労力あるならもっと鍛えるべき」

将吉「うわAキッツ！お前今の俺らのメニュー知らないだろ？！ヤバイからな」

「知ってます。ちょっと前にAKIRAさんとうちのリーダー2人と一緒のやりました」

その時は直人と直己のメニューをやったわけであるが、AKIRAもその場にいたため、だいぶ扱かれた。

涼太「…え、」

ネス「まじ？ツアー中のパフォーマーのメニューやったの？」

「はい。三代目のパフォーマー皆でやりましたよ」

広臣「それいつの話？」

「5月終わりくらい…？」

広臣「ああ…(俺まだこいつとバチバチやってた時期だ)」

敬浩「パフォーマーのやつとか…」

ネス「しかもAKIRAさん居たとかかなり負荷かけたやつだ」

将吉「お、お前それやって平気だったの？！」

「平気じゃないけど、その場にいた皆同じメニューやったし、その後の自分のメニューもちゃんとこなしました。」

平然と言ってのけるAに、隣で牛丼を食べる手を休めることなく

龍友「バケモノ女…」

小さくそう呟いた龍友。

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