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SS1-2 ページ20

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答えたくないなら嘘でもメンバーじゃないですと言えばいいのに、馬鹿みたいに正直に困った顔をするA。
隆二は、強引に聞き出すことはせず それでもAが答えるまで引くつもりはないらしい、話題を他にそらすことなく三つ編みを続けている。





「、気になってるっていうか、んー、わかんないけど…他とは少し違う人なら います」

隆二「へー。」


「…興味ないなら聞かないでくださいよ」

隆二「え笑 別に興味なくないけど。つーかA馬鹿正直すぎ そうゆう事はもっと上手くはぐらかせよ」

「自分で聞き出しといて…」




ひどい。と彼女が睨んできても隆二は飄々としてて、前向いてろ と、また新しい毛束を手に取った。




隆二(気になってる人いるんだ…)




やっぱ健二郎さんかな、いや 岩ちゃんとも仲いいからそっちか?A何考えてるかわかんねーし他のメンバーって事もありえるよな。

臣だったらすっげえ応援したいけど、どうなんだろ。


それとももし俺だったら、…


そこまで考えてその続きはぱったりとやめる。




隆二(だめ。こいつだけはだめ。)




流石に臣とだけは争いたくない、そう思うのに、思えば思うほど不思議とAが魅力的に見えてきたり…




「いつまで編む気ですか」

隆二「俺の気が済むまで」

「…今市さんって、本当自由ですね。」


隆二「おう、ありがとう」



「空気読めなそう。」


隆二「…お前だけには言われたくない」




いや、やっぱねえわ。





こめかみをピクリと動かした隆二にAは、しまったと口を噤んだ。
ガンつけてくるところか、イラっときたときの隆二の顔がAにとってはだいぶ怖いらしい。




隆二「Aさー、…いつまで俺のこと “今市さん” って呼ぶ気?」

「え。」

隆二「てかちょいちょい呼び捨てにされてるけど、どうせそうなら 下の名前にしてくんない。」




年下の女の子に苗字で呼び捨てにされると、どうしても喧嘩を売られてるような気になってしまう。Aにその気がなくても、だ。




隆二「俺も名前で呼んでやってるだろ?」


(めっちゃ俺様…)




広臣とは違った方向からグイグイくる隆二に戸惑いを隠せなかった。



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作品ジャンル:タレント
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時

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