先生勘弁してください…… (ページ7)

今日:34 hit、昨日:4 hit、合計:89,699 hit

【6】使い魔召喚ページ7

んー意外と緊張するなどんな子が出るのか

例えどんな子が来ても我が子のように扱ってあげたい自分にはない愛をあげてあげたい

「次」
お、私の番だ
どんな子かなぁ〜

魔法陣の上に立ってもらった紙を燃やす

さぁどんな子が……

ん？

あれ？いない……

クスクス
視界に映ったライナが笑っていた
あぁこんなにも才能がないのか私は諦めて円の外に出ようとした

次の瞬間

背筋が凍るようなプレッシャーを感じた

何……？？

　
ﾎﾞﾝｯ

にゃおーん

念子？？？？？

にゃおん

めっちゃ足すりすりしてきてくれて可愛いけど何故ワンテンポ遅れて出た？
てか、あのプレッシャー何？？
半分諦めてたからめっちゃ泣きそうなぐらい感動してるんだけど心の半分感動もう半分困惑が勝ってるんだよね

絶句しながら棒立ちしているとカルエゴせんせが突然話かけてきた

「おい！話を聞け！」
『すいません聞いてなかったのでもう一度お願いします』
「バカか貴様は！」
へーへーすいませんー

「ﾁｯその念子はとても珍しい人を騙し救済するという真逆の異名をもつ念子の中でも上位に入る
『イーザァノワール』
遥か昔から存在していることは文献にも載ってるが人前に滅多に現れないことからその生態はわかっていない」

え？そんなすごい子なの？

『普通の子に見えるのに？』
思わず声に出てしまった
「貴様はあのプレッシャーを感じなかったのか？」
え、やっぱすごいのかな？
「使い魔は主に呼び出した本人の性格に似る
この姿なのは貴様の思う姿なのだろうな」

え、じゃあ私こういうかわいい系が好きってこと！？知らなかった…
確かに小動物好きではいたけどそこまでだったとは…

『あ、出てくるのはワンテンポ遅れたのはなんだったんですか？』
「知らん」
『え？』
「こいつの気分だろ」
適当すぎん？
何ドヤってるんだ君は褒めてないよ
自分の足元にいる黒い塊にそんな目線を見せる

出てきた子は念子である
それもこ念子よりも大きいが明らかなぐらい小さい念子である
全身真っ黒で尻尾は２つありふらふらと機嫌よさそうに揺らしており顔についてる綺麗な水色の目がわたしのことを見つめてきている

かわいい

かわいいの暴力である

何その小さなフォルムは！
そのくりくりな目は！
その尻尾！
かわいい！
君の目は私の目とお揃いだね
そんなことを思いながら見てそっと頭を撫でながら

『これからよろしくね』

そう言った

使い魔イーザァノワールを手に入れた