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【24】放送師団 ページ27

※主のバラキ団長の欲の自己解釈が出ます
こう思ってくれてたらいいなぁ〜って感じです!



「え、?」

質問の仕方がまずかったかな

『あの、活動を否定してる訳ではなくて先輩がそこまで放送師団で楽しそうにしてるのかなと
先輩を動かす欲とはなんだろうなぁと』


欲がないと茶髪言われてから考えてみた

私にとって欲とはまだ分からない

だからこそまずは触れるべきだと思う他の人の欲というものに


「あー、そういうことかぁ〜うーん…」

少し考えるような素振りをしてから私に話し出した


「ここは魔界で皆悪魔、
悪魔というものは身の回りの人以外の物事には興味がないでしょ?
だからこそだよ?
僕の放送で何にも興味のない悪魔達が僕の一言で盛り上がる

…それって最高に楽しいでしょ?」



思わず目を見開いた


物静かそうな悪魔でもこんな顔が出来るのかと



高揚で赤らんだ顔と目に含んだ熱がここまで美しく見えることがあるのかと



「僕はね始めからこう思ってなかったんだよね
小さい頃から身の回りにあるテレビから見る景色や音がね当たり前だと思ってた
けどね親戚がテレビの仕事を見学に行った時に
これは知らない誰かが作ったものだったんだって思ったことがきっかけだったなぁ」


きっかけ…


「画面の奥で見ている全く知らない悪魔たちを魅了する…
これって凄く嬉しくない!?
だって普通は自分の興味のある物にしか目がない悪魔たちが僕の声を聞いて見ている….!
それって凄く誇らしいでしょ!?」


『なるほど』


確かに身の回りの物以外に興味がない悪魔が興味を持つことは凄いことだと思う


「熱く語っちゃった…
君が欲しかった答えと違ってたらごめんね」

先輩が苦笑いしながら言った

『いえ、聞いていてとても楽しかったですし答えて頂きありがとうございます』


誰かの為に

他者への関心が低い悪魔が1番難しいと感じる事柄の1つだろう


自分の目指す場所を見つけているこの人のいる師団なら私のやりたい事が少しは分かるかもしれない


『先輩、私この師団に入ってもいいですか?
そこまで役に立つとは思えませんけど頑張るんで入れさせてください』


深々と頭を下げると先輩が焦っていた

「いやいや僕こそ入ってくれるなら嬉しいよ!
というより僕が頭を下げないと」

と言ってお互いが頭を下げるという妙な光景が広がった


「こちらこそよろしくね!」

先輩が笑いながら言った





ここでなら…


と密かに考えたが気付かないふりをした

【25】ダーリン♡→←※本編関係なし㊗️🎉赤星



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pastayummy(プロフ) - ハクさん» ありがとうございますッッ!! (8月21日 1時) (レス) id: 2db1b2aed4 (このIDを非表示/違反報告)
pastayummy(プロフ) - 多界隈オタクさん» 返信遅れてすいません…ありがとうございます(*´꒳`*) (8月21日 1時) (レス) id: 2db1b2aed4 (このIDを非表示/違反報告)
pastayummy(プロフ) - 黒川かぐやさん» 返信遅れてすいません…そう言ってもらえると嬉しいです、 (8月21日 1時) (レス) id: 2db1b2aed4 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 好きッッッッ!!!! (7月26日 3時) (レス) @page33 id: 11bc978136 (このIDを非表示/違反報告)
多界隈オタク - ン〜( 'ω')すき (7月18日 17時) (レス) @page33 id: 307ce0f7f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pastayummy | 作成日時:2022年10月14日 22時

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