先生勘弁してください……

【23】何故にダメ？ ページ25

「放送師団は主に新聞師団と協力して活動していて学校内の広報をしているのは知ってるよね？有事の際にも放送したりするけどね色々大変なことも多いけどやりがいがあるし楽しいんだよね！魔具の種類は多いけど扱いはそんなに難しくないからすぐになれると思うよ！先生方とか生徒との交流も多いし………」


は、はなす隙がない…
これがマシンガントーク…


ね、熱量がすごいんよ…


こんなの間違えましたなんて言えないじゃん


どうすんのこれ


「てな感じで放送師団の概要かな」


おぉ〜つい拍手してしまった

本人嬉しそうだしいいか


「紹介が遅れたけど僕は団長のバディン・バラキだよ！放送師団は楽しいから見学もよろしくね！！！」


『あ、はい』


えっ


はいって言っちゃった…熱量に負けた…どうすんだ…



…


「はい！今から３日間師団見学をするよー！
ランクを上げるためにも重要な選択になるから軽い気持ちで決めないように…建前は以上！楽しんでこい！！」

茶髪を一言で一斉にクラスの人が散る


結局何も言えないまま見学になっちゃったよ


もちろん行くのは放送師団なのだが…


何故かサキュバス師団も誘われている



ここだけはまじで入らん
何のために選択科目を選ばなかったと思っている



それに冗談で茶髪に言ったら




「絶対ダメ…ここだけは本当ダメわかった？ダメだよ？」




本気で止められたわ



結構顔ガチだったから何がそんなに止める理由があるのかと聞いたら




「…知らなくて大丈夫！」




いや教えろよ

何元気に知らなくて大丈夫！だよ


後、気のせいか周りにいた教師がニヤニヤしていた
何がそんなに面白いんだか



ちなみに未だに理由は分かってない

奴がひた隠しにするから


…絶対いつか言わせてやる





さておきというわけで入るつもりない

がライム先生のゴリ押しに勝てる自信もない




「Aちゃんはこれから放送師団に行くんだよね？」

ジルに聞かれた

『あー多分？』

「多分なの…？私はこれから遊戯師団に行ってくるね！
Aちゃんも頑張ってね！」

颯爽と走り去っていった

ジルのコミ障どこいった？


…


「いやぁ！来てくれて本当によかったよ！」


バラキ先輩がいう


「今年一年生はいらないかと…本当によかった…」


こんなに嬉しがってるのに今から入れませんとか言えないんだけど

「活動楽しいから一緒にがんばろうね！」


『…何で頑張れるんですか？』


今までの素朴な疑問だった

※本編関係なし㊗️🎉赤星→←【22】1年生争奪戦

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