先生勘弁してください…… (ページ20)

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【18】処刑玉砲ページ20

「ゴホン、あ。そうそう」

あ、こいつ話を逸らしやがったな

「明日は処刑玉砲だね」

ん？処刑玉砲なんそれ？

「昇級試験」

あーなるほどね

『え、私授業出ること確定してます？』

「当たり前でしょ？君から喧嘩売ってきたからね？」

『何の話ですか？私にはちょっとわかんないなー』

「そっかぁじゃあ分からせるしかないかなぁー？」

『反省文書き終わったから帰りますねーさよなら〜』

その場から逃げるためサッと立ち上がって職員室から出る

ていうか、私別に喧嘩売ったつもりじゃないし
現実を言ってあげただけじゃん

私別に悪くないモーン

「あんな喋る子だったんですねあの子」

「いつの間にかあんなに仲良くなって…」

「フイッ懐いてくれてダリ先生良かったですねぇ」

「それに口喧嘩までして…仲良いなぁ〜？」

「やってくれたよほんと
というより皆さん馬鹿にしてます？」

「「「まっさかぁそんなわけないじゃないですか」」」

ニヤニヤ笑いながら声を揃えて言う

「じゃあその生暖かい目やめましょうか？」

彼女が帰った後
散々他の教師にいじられていたそう

…

今日のあいつヤベェぞ、？

「昨日のお返し♡」

『え？』

ドゴーンと爆音が鳴った
気づいたら隣にあったはずの壁がなくなっていた

突然すぎて固まっていたら思いっきり腕掴まれて

「もう逃げられないね？」

耳元でめっちゃ黒い笑みで言うんだよ？

しかも腕に結構力入ってる

でもその後すぐに「なんちゃって☆」いつもの調子に戻っていたけど

私と言えば
冷や汗ダラダラ顔面蒼白でいたら近くいた他の教師がきて"流石にやりすぎですよ"と叱られてた

悪周期を疑うぐらい怖かった
流石じゃなければこれやっていいの…？

絶対に怒らせないようにしよう

後、ちょっとやらしかった
見ていた女子生徒顔真っ赤にしてたぞ？

こんなんが教師でいいのか(2度目)？

…

あいつ根に持ちすぎだろ魔歴の授業で集中的に当てやがって

ふざけんな

ローテンションでいると地下に連れてこられた処刑玉砲をやるらしい

どうやら当たったら外野に行き敵に対して直接な攻撃でなければいいらしい

ランクの高いやつを倒すと昇格する

説明が終わり
茶髪のよーいスタート！の合図で始まった

私は油断していた

このクラスで1番ランクが高いのは私である

つまりボールの的になるのは私だった

そして過信していた自分は強いとこいつらは弱いと

こいつらとは違うと

それが結果として出た