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とりあえず、急いでマンションのロックを解除する。
しばらくして再び鳴ったインターホン。
玄関の扉を開けると、ここまで来といて今更「上がってもええ？」なんて聞いてくる。
「ええけど…」
「ありがとう。
外、ちょっと寒なってきたなぁ」
履いてたスニーカーを脱ぎながら、呑気にそんなことを言う。
「こんな夜中にどしたん？」
流星が何の連絡もなしに訪ねてくるなんて珍しい。
ああ見えて、意外と律儀な男なのだ。
「いや、淳太から連絡あってな。しげがこっち来たから、神ちゃんが一人寂しい思いしとるんやないかって。様子みて来いって派遣されてきたわ」
「そか…。淳太んとこ行ったんやね」
「なんや、しげと喧嘩でもしたん？」
うっすらと赤くなった俺の目元を見て、何かを察したのか、彼らしくズバッと切り込んでくる。
「そうやない…。
俺がグズグズしとるから、しげ、愛想つかしちゃったんかもしれん…」
震える俺を見て、しげはどう思ったんやろ。
まだ引きずってんのかって呆れた？
いつまでも先に進めん俺のこと嫌んなった？
思えば、いつもしげに頼ってばっかで、
俺からは何も返せてない。
「どうしよう、流星…。
俺、このまましげに捨てられてまうんかな…」
せっかく止まってた涙がまた溢れ出す。
泣いたら流星にも迷惑かけてまうのに。
「そんなことあるわけないやん。大丈夫やて。」
涙が止まらない俺を優しく包み込むように抱きしめて、背中をさすってくれる。
「あー…、これは、後でしげにシバかれるなぁ」
ボソッと呟かれた流星の声は、涙で溺れた俺の耳には届かなかった。
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ぱすた野郎(プロフ) - 7129さん» 7129さん、早速番外編へのコメ、ありがとうございます！！作者は両片想い大好き芸人ですので笑 まだまだドキドキを提供していきますよー！楽しみにしててください！！ (2021年11月13日 0時) (
レス) id: cfe69c1cc8 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - ぱすた野郎さん、番外編、嬉しいです♪ドキドキの展開、どうなるのかなー？赤くん、がんばって！！新作の方も、いつも楽しみにしてます！ぱすた野郎さんのお話、イチャラブが始まるまでがもどかしくてドキドキしてたまりません！どちらも楽しみにしてます！！ (2021年11月12日 20時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた野郎(プロフ) - ちずさん» ちずさん、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！また次の作品でも宜しくお願いしますね！！ (2021年11月2日 22時) (レス) id: cfe69c1cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた野郎(プロフ) - ぽんさん» ぽんさん！初コメありがとうございます！面白かったの一言が聞けただけで満足です！まだまだかみしげを供給していく予定なので、これからも宜しくお願いします！！ (2021年11月2日 22時) (レス) id: cfe69c1cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすた野郎(プロフ) - 7129さん» 7129さん、いつもコメントありがとうございます！！これからもいろんなかみしげを楽しんでいただけるように頑張るので、よろしくお願いします！最後まで読んでくださりありがとうございました！！ (2021年11月2日 22時) (レス) id: cfe69c1cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱすた野郎
| 作成日時：2021年10月26日 18時
