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息を切らして走った先。
見えてきた公園には人影があった。
………しげや！
見ると、彼の周りには恐らく東桜であろうヤツらが大量に転がっとる。
「しげっ！！！」
俺の声にびくりと反応した彼がこちらに顔を向ける。
その姿にひゅっと喉がなった。
やって、見るからにボロボロやったから。
そりゃこの大人数、一人で相手しとったんや。
むしろ倒れとらん方がすごいって。
虚ろな目で俺の事を捉えたしげが、そのままフラフラと俺の方へ歩いてくるのを慌ててこっちから受け止めに行く。
そうして、倒れそうになったところを間一髪で抱き留めた。
「なんで、おんねん…」
息をするんも辛そうな、小さな声で呟く。
「心配で探しに来たからに決まっとるやんっ！！」
俺の言葉に、耳元から乾いた笑いが漏れた。
「はは…、あー、ダサいとこ、見られてもうたなぁ…」
「そんな事ないっ！一人で戦ったんやろ？十分かっこええよ。でも、ほんま、無事でよかった…」
「無事、ちゃうけど…な…、ゴホッゴホッ」
「もう、無理して喋らんでええから」
咳き込むしげをその場に座らせて、急いで淳太くんに電話する。
『神ちゃん！？しげ見つかった！？』
「おったよ。ただ、だいぶやられとってボロボロやねん」
『さすがのしげもキツかったか…
けど、見つかってよかった』
「うん。ここから俺ん家近いから、一旦連れて帰るわ。後で位置情報送るから、迎えに来てくれん？」
『了解。まだ周りに仲間おるかもしれへんから、気ぃつけてな』
ぱぱっと必要な情報だけやり取りしてすぐ電話を切る。
「しげ、ちょっとだけ歩ける？ここから俺ん家まですぐやから」
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい！！いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (
レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱすた野郎
| 作成日時：2022年5月5日 20時
