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「そこ座って待っとって」
自分の家にしげがおるの、なんか変な感じやな。
当の本人は、大人しい犬みたいに黙って俺の指示に従っとる。
なんか可愛ええかも…
ーーーってあかんあかん!
今はそれどころやない。
「消毒とガーゼと、湿布、包帯とー…、アイシングも必要か」
ソファに座るしげの様子を横目で確認しながら、テキパキと準備を進めていく。
「はい、しげ。脱いで」
「…………っはぁ!?」
たっぷり3秒くらい溜めてから、「な、なん、え…?」ってあたふたし始めるしげ。
「いや、ケガの処置するから。脱がな分からんやん」
何にそんな驚いてんのよ笑
「あぁ、そっか…」って納得したんか、着ていたシャツを男らしく脱ぎ捨てる。
その姿を見た瞬間、なぜだか心臓がバクバクと音を立て始めた。
あれ、今、俺、一瞬カッコイイって思っ…
「…って、ちょ、し、下はええから!!そっちは自分でやって!!」
目の前でズボンを脱ぎかけとる彼に、今度はこっちがあたふたしてまう。
「え?あ、そう?別に気にせんでも…」
なんてブツブツ言いながらも、ちゃんと履き直しとる。
まぁな、しげの言う通り男同士やし問題ないんやけど、なんかあかん気がすんねん。
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい!!いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱすた野郎 | 作成日時:2022年5月5日 20時