第十五話 ページ17
綱「Aまで!?」
持「もちろんだ!あのような美しい女の兄がお前など、ありえない!」
散々、好き勝手に言ってくれるな。この馬鹿げた茶番が終わったら殺してやろうか。
と、そこで綱吉がトイレへと逃げた。
…いざという時にトイレへ逃げるのは辞めた方がいいと思う。
持「これで不戦勝だ!!京子と沢田Aはオレのモノ!!」
「なんてゲスなセンパイだ」
「オレ センパイってみんな頭いいと思ってた」
持田や他の奴らが好き勝手に云う中で、僕は綱吉を待っていた。
以前の綱吉なら、怖気付いてとっくに帰っているかもしれない。
然し、今は良くも悪くもリボーンがいる。
綱「いざ!勝負!!!」
ほら、矢張り戻ってきた。
……というか彼奴、また綱吉に発砲したな。
____________
何というか、綱吉は持田に勝った。
剣道で一本を取るのではなく、持田の髪を全て抜いたのだ。
持田の頭はすっかり涼しくなっている。
さて、これから僕はやらねばならぬことがある。
貴「剣道部員以外、全員この道場から立ち去れ。」
僕の言葉にどよめく生徒たち。顔を青くする剣道部員たち。
貴「僕はこれから、綱吉を巻き込んで馬鹿げた茶番を起こした剣道部に制裁を加える。
とばっちりを受けたくなければ、すぐに この場から消えよ。」
そう云うが早いが、一斉に生徒たちは道場から逃げ出した。
笹「ツナ君の妹…Aちゃんだっけ。
凄いね!ツナ君のこと大好きなんだ!」
黒「沢田綱吉過激派ってやつね。」
綱「は、はは…(笑えねーー!!)」
____________
貴「……こんなものか。」
僕の周りにはボロボロになった剣道部員達が倒れている。
もちろん、それをやったのは僕だ。持田も瀕死にしておいた。
貴「…救急車くらいは呼んでやる。せめてもの情けだ。」
救急車を呼んだ後、僕は道場から出ようと入口の扉を開けた。
そのまま立ち去ろうとすると、背後から声をかけられた。
「ねぇ、そこの君。僕は剣道部が騒ぎを起こしてるって聞いたから来てみたんだけど………これをやったのは君かい?」
振り返れば、そこに居たのは黒髪の学ランを羽織った男だった。
貴「だとすれば?」
「もちろん、君に僕と戦ってもらうよ。
剣道部の状態を見る限り、君は強そうだ。」
好戦的なようで、男はトンファーと呼ばれる武器を取り出した。
貴「断る。」
「どうしてだい?言っておくけど君に拒否権はないよ。」
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ゆきな(プロフ) - リング戦つよそうやな… (2020年5月26日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ベアトリー - いつかかえって来てくれるのを待っています。楽しみにしています。 (2019年9月23日 16時) (レス) id: 48ec9c7d08 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 作者の十七夜です。更新しようとしたところ、何故か占ツクのデータが消えてしまい、ログイン出来なくなってしまいました。おそらく、復旧は難しいと思われます。楽しみにしていただいた皆様に大変申し訳ないのですが、一旦更新をストップしようと思います。 (2019年9月21日 9時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 面白いです!楽しみにしています。 (2019年6月15日 21時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 零斗さん» ご期待に添えるよう頑張っていきます!ありがとうございます! (2019年6月9日 8時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十七夜 | 作成日時:2019年5月2日 17時