御主人様×執事×メイド 2

29 正反対 ページ13

朝10時前



執事と一緒に玄関で二人を待つ

二人の話をちょっとだけした。






北斗「男子寮で有名だった二人。
…あいつら個性が強すぎるから注意ね」



「へーぇ…ちゃんと働いてくれたらそれでいいかな？」



北斗「でもなんかあったら俺のこと頼ってほしい。てか頼れ」



「う、うん…わかった。」





北斗はどこか心配した表情で…


とりあえず普通な二人じゃ
ないんだろうな…


そう思った。






そして10時。時計の秒針がぴったりと真上にきたとき






ピンポーン…




インターホンが鳴った。








北斗「入ってくれ」



(ドア越し)『はい。失礼いたします』








どんな子だろ。







ガチャ…と開く大きな扉から

朝日の強い光が入ってきて
眩しい。



その強い光にさらされる
二つの影。








バタン







扉が閉まる



目の前で胸に手をあてお辞儀をしている二人の執事は


やがてゆっくりと顔をあげて
私に笑顔を向けてきた。







一人はキラキラとした笑顔で


もう一人は余裕に満ちた笑顔






一人は白がベースの執事服


もう一人はグレーがベースの執事服






一人は「これからお願いいたします」と丁寧に


もう一人は「お願いしまっす!!」と元気に






入ってきて五分足らずでわかった


この二人正反対だ…。



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