☆《番外編》Hey Hey Lovin' You *1 ページ16
珍しく、不機嫌をまんま顔に出してる。
「・・・・・・オレ、シャワー浴びてくっから。」
「・・・・・・・・・。」
返事、ナシ(苦笑)
シャワーから出てきたら、機嫌少しくらい直ってるといいけど。
シャワーを終えて、拭き終わって。
んー、と一瞬考えて、Aが前にくれたバスローブに腕を通す。
「ミッツさんに貰ったの使うんだったら、私のあげたのもちゃんと使って！」
そう言われたのを思い出したから。
だけどそう言われても、オレ、そんなバスローブ着る習慣ないんですけど(苦笑)
「何でバスローブなワケ？」
って訊いたら、
「だって、バスローブ姿の翔くんが好きなんだもん。」
と返された(苦笑)
リビングに戻ると、シャワー浴びる前と何ら変わらない状態のAが、ソファに小さくうずくまって座ってる。
「空いたよ。シャワー浴びてくれば？」
「・・・・・・・・。」
まだダメかー(苦笑)
ホント、珍しーな。ここまで不機嫌なままって。
いつもはだいたいこういうの、逆なのに。
オレに不機嫌のスイッチ入っちゃったら、スッと軌道修正するもんな。
・・・・・そんなに不安になった？ 悪かったって(苦笑)
ふっと、昔の自分を思い出した。
オレ、大体こーいう時って、面倒になっちゃって投げ出しがちだったなー。
もーいいや、って(苦笑)
だけど、オレも大人になったからさー(笑)
ちゃんと軌道修正できんだよ？
☆《番外編》Hey Hey Lovin' You *2→←☆あとがき
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年5月7日 0時
