47 ページ49
部屋へ戻ると、疲れが溜まっていたのか疲労感がどっと押し寄せてきた。
やはり、スーツはいつもの服装より堅苦しくて、幾らか呼吸がしづらく感じた。
『はぁっ。武器でも仕込みなおそうか』
一回服を脱いで、先程落とした武器達を入れ直す。久しぶりに服に武器を仕込んだので、少し時間がかかってしまったが今は時間が有り余ってるので良いだろう。
暇になったので、ベッドでゴロゴロしているとノックが鳴った。
『どうぞ』
服装を正し、ベッドの上から移動してから声をかける。鍵は掛かっていないので勝手に入っくるだろうと思い、いそいそと毛布を伸ばしていれば、ゆっくりと扉が開いた。
tn「あのォ…急にすまんけど、会議室まで来てくれるか？」
会議室…会議室ってどこですか。
先程ゾム様から頂いた地図を取り出して見る。じぃっと眺めていても見つからなくて、首を傾げていると、横から私よりも遥かに大きい手が伸びてきた。
tn「あぁ、ここです。ワイが今から案内するんで、付いてきて貰っても？」
トントン様が指をさされた所には会議室の文字。ここからは少しだけ遠く、僕だけで行っては迷ってしまいそうな場所にある。
『分かりました』
それだけ言って、地図を仕舞ってからトントン様の方を見ると既に一、二歩先へ進んでいらっしゃり、こちらをその大きくて彼岸花のように赤い瞳で見つめていた。
『どうかしましたか？』
不思議に思ってそう聞くと、トントン様は慣れていない様子で少しあたふたとされてから、正気に戻ったようにパッと顔を上げて、照れたように頬をかいた。
tn「いやァ、特に何もないんですけど、服変えたんですね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください！応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (
レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀｀*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(？) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ！！！() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います！！ (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハク | 作成日時：2020年10月18日 17時
