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ut「あ、Aちゃん！」
黙々と食べていると食堂へと入ってきた鬱様が、こちらへと歩いてきた。手には何やら持っていらっしゃる。
ut「これ、Aちゃんのちゃう？見覚えのないやつばっかやったし、風呂場んとこ落ちとったから、そうやと思ったんやけど」
少し声を潜めて言う鬱様は、僕が先程わざと落とした武器類を渡してくださる。そう言えば、チーノ様に声を掛けられたから落としたままだったのを忘れていた。
『ありがとうございます、鬱様。態々私の為にここまで御足労頂いて…』
ut「いやいや！ええんよ。それにしてもチーノォ。さっきからお前ばっか喋っとって。場が白けとるっちゅうねん。やっぱりお前はまだまだやのォ！」
ゲラゲラと笑いながらチーノ様を揶揄う鬱様は心底楽しそうな顔をしていらっしゃる。彼もまた話術のプロだ。
ci「兄さん、そんなこと言わんとってくださいよぉ。やって、ゾムさんが喋ってくれへんのやもん」
しょんぼりとした雰囲気のチーノ様は、どうやらもう食べ終わったようで。反対に、ゾム様は食べ足りないようで何回もおかわりをしていらっしゃった。
『私はこれで、失礼しますね。お昼、御一緒出来て良かったです』
ぺこっと腰を折って、厨房へ赴く。途中ですれ違ったゾム様の皿の上にはお肉ばっかりが乗っていた。
好き嫌いが多いのは分かりますが、健康的に生きて欲しいのはヲタクのワガママでしょうか。彼らの生き方に口を挟む気はありませんが、推しには長生きして欲しい。
「A様！お皿預かりますよ！」
廊下を歩いていたメイドさんが僕に気付くと、パタパタパタった焦ったように歩いてきて、さっと皿を奪われた。奪われたと言うのも酷か。それが彼女らの仕事なのだから。
『ありがとうございます』
私はニッコリと笑うこと以外感謝を伝える術がなかった。
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ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください！応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (
レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀｀*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(？) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ！！！() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います！！ (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年10月18日 17時
