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「あ！すみません、A様。こちらは回収させて頂きますね」
そう言って、僕に気付いた1人の調理師さんは持っていた皿を流しに持っていった。
『ありがとうございます』
今まで一人暮らしで何でも1人でしていたから何だか変な感覚だ。名前に様を付けられるのにもむず痒い。こう、なんと言うかぞわっとする。
さっきとはうってかわり、ここに居る誰も彼もからじっーと見つめられる。何か悪いことをしたのだろうか？もしかして、口の端に何かを付けているとか？そう思い、手で顔をぺたぺたと触るも何かが付着しているような感覚はない。何かしたのだろうか？
どきっ、どきっ、と心臓が早く鼓動する。それほど暑くもないのに額から汗がたらりと垂れた。
『ど、どうかしましたか？』
居ても立ってもられなくなり、こちらから声をかける。何人かの集団がひそひそと話し合った後に、静かにゆっくりと口を開いた。
「いえ、何もないんですけど、こちらに来るのなんてひとらんらん様だけだったので…えと、皆緊張しちゃって」
宜しかったらなんですけど、お話、してみたいなー…なんて…
そうもじもじとしながらも言ってくれた言葉は可愛らしくて、思わずうぅと唸ってしまった。
『全然大丈夫ですよ。ですが、今は勝手に食堂を抜け出してしまったし、皆様方にもお仕事があると思いますので、また後日伺ってもよろしいでしょうか？』
瞬間わっ！と調理場が沸き立った。僕と話せるだけでそんなになるだなんて、と少し驚いたが、相手方から見たら僕はただの幹部だし、幹部と話せるだけで嬉しいのだろうなと納得も出来た。
『そ、それじゃあ、失礼しますね。お仕事頑張ってください。お料理美味しかったです』
感謝を伝えて、一礼してから調理場を出る。彼らも彼らの仕事があるんだ。あまり長居をして邪魔をしてはいけないだろう。
僕もさっさと食堂に戻らなければ。彼らに迷惑をかけてしまう。
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ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください！応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (
レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀｀*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(？) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ！！！() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います！！ (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年10月18日 17時
