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再会_さん ページ12

『それは昔で今は違、、、う』


しまった。



国木「今は?___え」


谷崎「え」


ナオ「え」


 敦「え」


太宰「まぁ少しの間だけどね。」


『ちょっちょっと治! じゃなくて太宰さん』



国木「治」


谷崎「治」


ナオ「治」


 敦「治」


駄目だ。ボロが沢山出てくる__



誰か助けて。




『兎に角、私は他の人と付き合ってます! こんな垂らしとはとっくの前に別れてます!!』


机を叩いて声を上げる。



太宰「あの時のAは可愛かったのになぁ。」


そう云いながら私の寝顔の写真を何枚か見せてきた。


『何それ! 何勝手に撮ってたの?!』


 敦「……姉さんがああああああああ」


国木「………」



太宰「私の所に戻ってきては来れないのかい?」




『……………貴方があの時』



ピピピピピピピピ



あの時の事を云おうと思ったが電話の音により遮られた。



谷崎「ハイ……え 依頼ですか。」



と云う事で皆帰ってしまい私は一人で珈琲を飲むことにした。



「相席良いですか?」


乱歩さんと同じ様な目付きで右耳に鈴を着けた男性が喋りかけてきた。




『はいどうぞ。』



私が微笑むと彼も笑い返してきた。



条野「初めまして私は条野採菊と云います。」


手を差し出してくる条野さん。



『初めまして中島Aです宜しくお願いします。』


差し出された手を握ると強く握り返された。


強いと云っても全く痛くはない。



しかし一向に離される気配はしない。



『…………?』



困った表情で条野さんを見つめると微かに笑われた。


何故笑っているのかと問う。



条野「すみません何でも無いです。」



そしてまた笑いだす。


この人なんなの。



条野「実は私の知人に貴女を知る人が居まして…今日は貴女が気になってお会いしに来ました。」



ん。おい。待って。



誰だよそいつ。



『へ、へぇ。因みにその人は誰なのか伺っても?』



条野「………それは貴女の答え方次第ですね。」



『答え、方? 何か私に聞きたい事でも』



条野「はい沢山有ります。」



沢山って、、、少し引きながらも話を続ける。



『まぁ答える範囲のものなら。』



条野「ありがとうございます。」



『どういたしましてです。』



条野「今は何をしていらっしゃるんですか?」



そう云う感じの質問なのねと思いながら答えていく。



条野「では最後の質問です。猟犬に入りませんか?」



『猟犬……?』

猟犬→←再会_に



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あやねっち - 立原の彼女っていう設定でびっくりです更新楽しみです。無理しないで下さいね (2020年4月12日 18時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - SANASA.さん» ありがとうございます! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
SANASA. - 面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年12月6日 16時) (レス) id: 1d56757537 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤井林檎 | 作成日時:2019年12月5日 20時

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