自己決定権と私の運命。 ページ11
『条件って何ですか?』
「これから毎回、僕の仕事現場に行く。」
え。
かーんたんじゃーん!
乱歩さんって意外と優しかったりする?
『良いですよ! その話乗りましょう!』
「今、失礼な事考えたでしょ?」
『し、してないですよ! 因に次の仕事はいつ頃ですか?』
「明日は5件。明後日は7件。今から2件。」
『え』
乱歩さんってあの有名な死神キッズだったんですか?
あっ(察し)
苗字が一緒ですもんね。
いや、向こうが似せてきてるんだけどもね!?
「さぁ行くぞA。」
そう云いながら乱歩さんは私の手を握って歩き出した。
『ハァ……判りましたよ。』
ぎゅっと乱歩さんの手を握ると指を絡めて握ってきた。
・
『此処ですか?』
事件現場は小さなアパートの部屋の中。
御婦人の遺体が在った。
『ッッ。』
手を合わせて私は乱歩さんの推理が終わるまでは外で待つことにした。
すると、乱歩さんが出てきた。
『あ、乱歩さん。もう終わったんですか? 早かったですねっ!』
次の瞬間、乱歩さんは最悪の事態を告白してきた。
・
・
・
・
・
「眼鏡、忘れてきた。」
『わんもあぷりーず』
「眼鏡、忘れてきた。」
『おうまいごっと。』
どうするか二人して悩む。
『あ。そー云えば太宰さんから万が一の時と貰った物がありますよ?』
「太宰が?」
『えぇ。これです。眼鏡らしいんですけど。』
私は太宰さんから貰った包装された物をポケットから出し乱歩さんに渡す。
「碌な物で無いと思うけど………使ってみる有難うA。」
私の頭を撫でると乱歩さんは再び事件現場に戻って行った。
どう云う眼鏡か私も見たかったなぁと思っていると再び乱歩さんが帰ってきた。
『おかえりなさ___って乱歩さん? その格好は一体何ですか?』
笑いを堪えながら質問をする。
慥かに眼鏡だけど、、、、
乱歩さんが着けていた眼鏡は所謂、鼻眼鏡。
私は余りの可笑しさにツボっていた。
「僕が聞きたい! 僕の超推理がこんなので使えるわけないだろ。」
とか云いながらちゃっかり事件を解決した乱歩さんこと鼻眼鏡探偵は凄いと思いました。
お詫びに焼菓子を買って渡すと機嫌を直して次の依頼へ向かってくれました。
ちょろい←
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ミレー - 赤井林檎さん» 嬉しいです(*TーT)b 羅生門の黒獣てっモフモフしてそうですよね三( ゜∀゜) 続き楽しみに待ってます(*^□^*) (2019年12月31日 10時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
赤井林檎(プロフ) - ミレーさん» そうですね´‐` きっと甘い美味しいものを採ってくれますよ! (2019年12月30日 18時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 芥川様となら苺狩りに行っても良いですね(^ω^) (2019年12月30日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
赤井林檎(プロフ) - さにゃんさん» 読んで下さってありがとうございます!更新頑張ります! (2019年12月29日 9時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
さにゃん - メッチャ面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年12月28日 22時) (レス) id: f4c79a7791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤井林檎 | 作成日時:2019年11月8日 22時