夢主 過去編 １ ページ11
・・・アラアラ。ヒライテシマッタノネ。
―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――
これは、約２０年前のお話。
まだ、近界民が、こちらの世界で知れ渡っていない頃。
アフトクラトルは、こちらの世界の人間の数を正確に知るために、
小さな遠征船を送り込んだ。
小さなっていっても、人は何人か乗ってたけどね。
その遠征組の中に、「マリア」という女性がいた。
彼女は、本当に半端ないトリオンを持っていたんだ。それこそ、測量機が壊れる位。
――――遠征中にマリアは、こちらの世界の一般人の男性と恋に落ちた。
ーだが彼は玄界の人間。自分たちの故郷に連れて帰ることはできないー
彼らはどうしても諦めることができなくて、苦しんだ。
結局マリアは、遠征船の目を欺き、男と暮らすことを選ぶ。
だが、欺いたといえどすぐばれてしまう。
アフトクラトルは、マリアを連れ戻すために、また遠征船を送り込んだ。
アフトクラトルにとって、彼女はとても大切な存在だったからである。
遠征組は、マリアを連れ戻そうとするが、彼女はそれを全力で拒んだ。
「私は彼と暮らしたい！！お願いだから、もう関わらないで！！！」ってね。
―――――――仕方なく、遠征組は、マリアが帰りたがらないその「原因」を殺した。
アフトクラトルへ連れ戻されたマリアは、数日後。
あの男との間に子供がいることがわかった。
それが私
そして母は、私を産んだ。
・・・・だが、玄界とアフトとの極めて珍しい組み合わせのせいなのか、
私はとても１人では生きていけないような、弱く、脆い状態で生まれてしまった。
これには母も、アフトの技術でもどうしようもなかった。
私が死にそうになった時、母は言った。
「ごめんなさい・・・私は貴方にとんでもないことをしてしまった」
―――――母は死んだ。
私をちゃんと生きられるような体にするために、黒トリガーを作り、息絶えた。
おかげで私はとても強い体になり、トリオン量もぐんと増えた。
母は、もともとトリオンが大量にあったからなのか、その他にも、この子に色々な力をつけた。
私にも分からないような力を。
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ハル(プロフ) - ありがとうございます！４０００ヒット記念の時に絵をだします！一緒の方がいいしね！ (2014年7月21日 15時) (
レス) id: 3b81eafddd (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 総合順位二桁 おめでとうございます！記念絵描いてくれると嬉しいなあ… (2014年7月21日 9時) (レス) id: 5362c4a371 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - リクエストありがとうございます！！ご期待に添えるかどうかはわかりませんが、是非見ていってください！ (2014年7月19日 13時) (レス) id: 3b81eafddd (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - あの、もしよかったら、リクエストなんですけど、遊真くん×夢主ちゃんの切甘で軽く書いてもらってもいいですか？ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 9ee5aebf90 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - おお！復活してくれましたか！！これからも頑張ってください！ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 9ee5aebf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛場 結菜 | 作成日時：2014年6月29日 2時
