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「んー、美味しい!」

「そうか?それは良かった」



テーブルに向かい合って座ると

降谷さんお手製ハムサンドのモーニングセットを頂いた。


ポアロまでとはいかなくても

降谷さんが淹れてくれた美味しいコーヒー付きだ。



「A、今日の予定は?」

「午後から警視庁に行きます…」

「そうか」



チラッと前を盗み見る。

いつもとは全然印象が変わる…

グレーのスーツ姿。


ヤバい…カッコイイ…。



「どうかしたか?」

「いえ…降谷さんは今日お仕事は?」

「… …それ。」

「え?」



なんだか急に不機嫌になって。

私は訳がわからず小首を傾げると、

降谷さんは「はぁ…」とうな垂れた。



「『降谷さん』って言うのやめないか」

「だって、貴方は降谷さんなんでしょう?」

「零さん、でイイじゃないか」

「お付き合いしていないので無理です」

「だから、俺は別れたつもりはない」

「無理だって言ったじゃないですか」




このくだりは昨夜の時点で何回も繰り返している。



『別れるつもりはない』と言う降谷さんと、

『降谷さんとは付き合わない』と思う私。



そりゃ…顔とかカラダは変わってないのだから

ドキドキはするけど…

私は『透さん』が好きなわけで、

降谷さんは知らない人なのだ。



「降谷相手だと我が強いんじゃないか、キミは」

「それを言うなら降谷さんもです」

「俺のどこが我が強いって言うんだ」

「そう言うところです」

「あのなぁ…」



そう言い合うところで、降谷さんのスマホが鳴った。

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設定タグ:安室透 , 降谷零 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます!訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ? (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作成日時:2018年4月28日 16時

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