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「…ん… …」
いつのまにか寝て居たらしい。
窓の外を見ると、
すでに随分と前から陽が差しているようだった。
ーーー隣にいたはずの透さんは居なくて。
「頭痛い…」
あれからどれだけ涙を流したか分からない。
でも私が落ち着くまで抱きしめてくれて、
私はいつのまにか寝てしまっていた。
するとリビングの方からトントン…と、包丁の規則的な音が聞こえてくる。
もしかして…
慌てて自分の姿を確認する。
昨日貸してもらった透さん…降谷さんの大きなスウェットのズボン。
長身の彼のモノだから、
160センチもない身長の私なんてブカブカすぎて、
足元は何重にも折り重ねて居た。
(髪の毛は…大丈夫。目元は…腫れてるよなぁ…)
まさか泊まると思わなかったし…
知りたいと思っていた彼のプライベート空間に居るなんて不思議な気分だ。
意を決してリビングに向かうと、
案の定、降谷さんがキッチンでご飯を作っていた。
「あ…おはよう、A」
「おはよう…ございます…」
ポアロで働く透さんは見たことがあるけど、
こうして家のキッチンに立つ彼は新鮮だった。
「もうすぐ出来るから。座って待ってて」
「あ、なにかお手伝いします」
「そうか？そしたらそこのお皿出してくれ」
「…はい」
『透さん』だったのは昨日抱きしめてくれた時だけで、
どうやらいまは『降谷さん』らしい。
降谷さんだと少し強めというか…
なんだか透さんの『優男』とはまた違うなぁ。
それでも手際の良さは変わらず、
手早くスクランブルエッグなどの
ポアロにありそうなモーニングセットを作ってくれた。
美味しそう…
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます！訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (
レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ？ (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA
| 作成日時：2018年4月28日 16時
