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『透さん、
…無理だけは、しないでください』
彼女はいつも俺を気遣ってくれる。
その優しさは大きくて、
いつのまにか俺の心を癒してくれていたーーー…
、
、
「透さん、お茶です」
「ん、ああ。…ありがとう」
いつの日だったか、Aの家で食事をしたあと、
彼女はお茶の用意をしてくれて。
降谷はソファで寛いでいた。
この部屋はいつも整頓されていて
無駄な装飾はなくかなり落ち着く。
女性の一人暮らしなんだからもう少し
セキュリティのある部屋に住んで欲しいが
６年目の自分には無理だと言われてしまった。
それこそ、本当に普通。
可愛いなと思うけど、料理も上手だけど、
普通の女の子だと思う。
でも日頃の非日常的な生活を過ごす自分を
その『普通』が癒してくれる。
いつのまにか、それが『当たり前』になる。
「透さん？疲れてます？」
「ん、そうですね…でもAさんを抱きしめたら、疲れなんて吹き飛んじゃいます」
「それじゃ…はい」
そう言って恥ずかしそうに彼女は両手を広げる。
自分としては彼女を自分が抱きしめるつもりだったのだが、
この愛らしい彼女は降谷を抱きしめてくれるらしい。
(たまには…そういうのも良いかもな…)
そう思い、ソファに座る彼女にもたれかかった。
、
、
、
夜が明けると、昨日の惨状がどんどん明らかになるが、
あの大規模爆破のことは、
警察はまだ正式には発表出来ていない。
昨夜から一睡もせずに対策に追われていた降谷にも
少しの疲れが見える。
(昔は非常事態のときに他人のことなんて思うことなかったのに…)
日本を守る、
それは自分にとって当たり前のことだけれど、
…Aを守りたい、そう強く思う。
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます！訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (
レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ？ (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA
| 作成日時：2018年4月28日 16時
