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それが一週間前のことだった。
はっきり言って翔はあれから変わってしまった。
王宮に戻っていつもならチームで情報整理するはずが、翔はそれに参加することなく単独で取り憑かれたように資料を読みふけっていた。
仕事を放棄しているわけではないので智は見て見ぬふりをしたり、周りの人間からかばったりしていたが、問題は日が暮れた時間からだった。
夜になると翔の気配が何処にもないのだ。
多分王宮の外に出掛けているのだろうが。
主人に黙って行くのはどうなんだ。
｢ねえ、翔くん｣
｢なあに？｣
今もまた書類の山とにらめっこしている彼に尋ねてみれば、満面の笑みを返してきた。
勢いで不満を吐き出しそうなのを、ぐっと堪える。
｢……夜中どこに行ってるの｣
｢なんのこと？｣
｢嘘つかないで。おいら知ってんだから｣
｢えー？｣
しれっと笑った彼は再び書類に視線を戻したのが智には癪に障った。
頭に血が昇るとはこういうことか。
｢おいら真剣に話してんだけど！こそこそ何してんだって聞いてるの！｣
翔の顔を隠している書類を奪い取る。
椅子に腰かけている彼はゆっくりと見上げてきて、視線が絡む。
何の感情も読み取れない瞳だった。
いつだったか、カズに言われたことがある。
｢あなたの式神は何を考えているのか分からない｣、と。
そんなの、おいらが一番思ってるよ。一番近くにいるんだもん。
この人は何者なのか。
何を企んでいるのか。
核心を知るのが怖くて、言い出せなかったけれど。
きっと今回の事件が彼に大きく関わってるに違いない。
翔はふっと息を吐いて立ち上がった。
部屋を出ていこうとするから慌てて引き止める。
｢智くんには関係ないよ｣
｢……待って！｣
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結空(プロフ) - れにゃ♪さん» 山コンビのほんわかした空気はまるでありませんし(汗)、これからもっと暗くなる予定です(^-^; コメントありがとうございます♪更新頑張ります(^_^) (2015年5月28日 14時) (
レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 翔くん、どうしたのでしょう(・◇・)？
先が気になりますねぇ〜(≧∇≦)
楽しみにして待っています!
頑張ってください＼(^ー^)／
(2015年5月27日 20時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
結空(プロフ) - れにゃ♪さん» はじめからお読みいただきありがとうございます(*^^*)徐々にラストに向かっております！最後までお楽しみください(^_^) (2015年5月24日 20時) (レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 一番最初から、読ませていただきました。
これからどうなっていくんでしょうか(・◇・)？
続きがすごく気になります！
楽しみに待っています!
頑張ってください!! (2015年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結空 | 作成日時：2015年5月17日 21時
