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男が笑みを浮かべながら言えば、周りからは高揚した声が上がった。
｢そうすれば、俺たち鬼の時代が来る。人間など恐れるに足らない！｣
男が叫んだ所でがしゃあん！と耳をつんざくような爆音が飛び込んできた。
皆がそれに気を取られて一瞬にして静かになり、きょろきょろと互いに目を配らせている。
その中ではっと我に返った若い男二人(おそらく一番目下の者だろう)が俊敏な動作で下の階へと向かった。
夜も更けたこんな時間に客など来るはずがない。
だとすれば金目の物を狙った侵入者か。
しかし、あんな派手な音をたてるとは素人の仕業だろう。
泥棒ならば何とも間抜け且つ大胆だ、泥棒の家に盗みに来るなんて。
顔も知らぬ泥棒に兄貴と呼ばれた男が嘲けた笑みを浮かべた。
その雰囲気が周りに伝わったのか、別の男たちが様子を見に行こうと部屋の扉を開けたら。
途端にその体は扉から弾き飛ばされた。
その勢いは止まることなく一直線に部屋の奥へ打ち付けられる。
強い衝撃を受けて壁に飾られていた絵画は男たちと共にがたんと床に落ちた。
奥の席に座っていた男の笑みは固まって、鼓動が速くなるのを感じとる。
ぽたりと額から汗が流れ落ちた。
頭を必死に落ち着かせようとすれば、パニックで騒々しくなった部屋の入り口には黒いフードを被った人物が佇んでいた。
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食事の途中だったのだろう。
片側に五人程座れる長いテーブルの上、いやその周辺にも割れて破片になった皿やグラス、料理だったモノが至るところに散乱している。
その合間にはきらきら光る少しの違和感があった。
食事の最中には見ない代物だ。
宝石が施された装飾品が無造作に置かれている。
照明から受けた光を反射してそれらは存在を主張していた。
ぱっと見でしか判断できないがかなりの数があるだろう。
貴金属はまるで無視、ということだ。
物取りの犯行ではないのか。
｢こりゃ酷いですね、十六人ですか｣
｢いや、奥にもう一人いる｣
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結空(プロフ) - れにゃ♪さん» 山コンビのほんわかした空気はまるでありませんし(汗)、これからもっと暗くなる予定です(^-^; コメントありがとうございます♪更新頑張ります(^_^) (2015年5月28日 14時) (
レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 翔くん、どうしたのでしょう(・◇・)？
先が気になりますねぇ〜(≧∇≦)
楽しみにして待っています!
頑張ってください＼(^ー^)／
(2015年5月27日 20時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
結空(プロフ) - れにゃ♪さん» はじめからお読みいただきありがとうございます(*^^*)徐々にラストに向かっております！最後までお楽しみください(^_^) (2015年5月24日 20時) (レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 一番最初から、読ませていただきました。
これからどうなっていくんでしょうか(・◇・)？
続きがすごく気になります！
楽しみに待っています!
頑張ってください!! (2015年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結空 | 作成日時：2015年5月17日 21時
