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昼下がりの智の自室には雅紀と彼の式神ふたり、カズとジュンが訪れていた。
ぽかぽかとした日差しや心地よさそうなそよ風を窓越しから見ていた智はどうやって仕事を抜け出して外に出ようかと思案していた所、三人がノックしてきたのだ。
彼らの話題は当然、あのことだろう。
｢え、お咎めなし？｣
｢そうなんだよ｣
昨夜の庭園での騒動のことだ。
片付けるのに夜を徹した為、目の下にクマを作った三人は王に呼び出しをくらって居所が悪そうに身をすくませていた。
しかし三人の心配は杞憂だったのかと思うほど、いや逆に、王を始めとしたお偉いさんたちに謝罪されたのだった。
何でも『三人だけの秘密』は既に周知の事実だったらしく、式神二人の記憶をいじって隠していたと言う。
(ということは雅紀は知っていたらしいので、後で本人を問い詰めて飯を奢らせた)
そうなると式神二人、特にカズは王に対してあからさまに機嫌を損ねた。
｢それって、反則じゃないすか？俺らの記憶をいじるなんて｣
｢こちらが言うのもまた卑怯だが……簡単に人を信用しちゃいけない、と肝に命じておくんだな｣
｢なんですかそれ。開き直ってるんすか？｣
攻撃的な口調にも王はけして怯まない。
上座で余裕そうに足を組み直している。
｢私たちにも口外できないことがあるのでね。
ただのヒントだよ｣
｢ヒント？｣
｢君たちには逆の意味で受け取ってほしい。
自分で信用に値すると決めた人は徹底して守っていけ、と。
幸い、君たちにはもういるじゃないか｣
そうして王は三人に目を配った。
この時にはカズはもう怒りが収まっていた。
いや収まったというより呆れ始めたと言うべきか。
記憶をいじられた話題はそらされて、余計なことに触れるな、と無言の圧力を感じていたからだ。
自分たちも今まで通り雅紀の式神でいられると約束されたし、これ以上反論してそれを無かったことにされるのも困るので、もう口を出すのは止めた。
あと自分にできることといえば隣にいるジュンが握っている拳を解くことくらいか。
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結空(プロフ) - れにゃ♪さん» 山コンビのほんわかした空気はまるでありませんし(汗)、これからもっと暗くなる予定です(^-^; コメントありがとうございます♪更新頑張ります(^_^) (2015年5月28日 14時) (
レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 翔くん、どうしたのでしょう(・◇・)？
先が気になりますねぇ〜(≧∇≦)
楽しみにして待っています!
頑張ってください＼(^ー^)／
(2015年5月27日 20時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
結空(プロフ) - れにゃ♪さん» はじめからお読みいただきありがとうございます(*^^*)徐々にラストに向かっております！最後までお楽しみください(^_^) (2015年5月24日 20時) (レス) id: 4813f7bda8 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃ♪ - 一番最初から、読ませていただきました。
これからどうなっていくんでしょうか(・◇・)？
続きがすごく気になります！
楽しみに待っています!
頑張ってください!! (2015年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 3190274a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結空 | 作成日時：2015年5月17日 21時
