79時間目 byこみゅ ページ30
Aside
｢驚かないでね‥‥
実は、今日学校に来てた『奏』は私なの。｣
そう言うと美原さんは目を丸くした。そりゃそうだよね。だって、ずっと『弟』だと思ってた人が『本人』だったんだから。
｢だから、美原さんの評価をどん底まで下げたのは私。
私だって美原さんを傷つけてる訳だし‥‥五分五分だよね！だからおあいこだよ！｣
私がそう言って笑うと、美原さんはふっと笑った。なんだ、可愛いじゃん。
麗｢私のこと‥‥許してくれる？｣
｢そりゃそうだよ！ていうか友達、なろ！｣
そう言うと、美原さんは泣き出してしまった。
麗｢あり、がとっ‥‥今まで‥‥そんな風に言ってくれる人がいなかったからぁ‥‥ひぐっ｣
｢よく頑張ったね‥‥偉いよ。｣
少し美原さんに寄り添ったあと、私はドアの前でずっと聞き耳を立てていた奏にプリンを3つ取ってくるように頼んだ。
ったく‥‥聞きたかったなら言ってくれれば良いのに。
少しして、スプーン３つとプリンを３つ持った奏が部屋に来た。
｢ほら、美原さん‥‥麗ちゃんも一緒に食べよう！｣
麗｢え、いいの‥‥？｣
麗ちゃんはもう泣き止んでいて、プリンをじっと見て目を丸くしていた。
奏｢じゃ、これで‥‥｣
引き返そうとしている奏の肩をガシッと掴む。
｢奏くぅん？君も一緒に食べるんだよ？｣
奏｢アッハイ(姉ちゃん怖っ！)｣
麗｢っふふ。｣
なんだ‥‥いい奴じゃん、麗ちゃん。
────────
麗side
こんな私に、｢友達になろう｣って言ってくれるなんて‥‥、Aさん、こんなに優しいんだ。
Aさんから差し出されたプリンを眺める。私がお詫びのために持ってきたのに、いつの間にか私が食べることになっていた。
本物の奏くんも明るくて、面白くて‥‥Aさんはやっぱり、誰からも好かれてるんだなあ、って。
性格も顔も偽ってる私とは、大違い。
本当は、お父さんの会社を継ぎたくない。
私は‥‥絵師になりたい。目の前の、Aさん‥‥いや、ありゅーさんみたいな人の専属絵師になりたい。
プリンを1口食べる。‥‥美味しい。Aさんは笑顔になっている。本当に甘いものが好きなんだな。
とっくにプリンを食べ終わったAさんは、｢そうだ｣と呟くと、CDが並んだ棚に手を伸ばした。
何を‥‥？
CDを1枚取ると、私の前に差し出した。
｢実はこれ、間違って２枚買っちゃって‥‥だから、あげる。友達の印ね。｣
────
文字数が‥‥。
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みんと - まふ君神ですわ (2022年5月12日 17時) (
レス) @page4 id: 199dcd889a (このIDを非表示/違反報告)
雨音@低浮上になります。(プロフ) - シラユキさん» コメありがとございます！そんな偶然が…っ何時間目まで…？読んでからのお楽しみですね(( (2017年9月30日 23時) (レス) id: 8334af748d (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ - 僕とこみゅさんのおすすめの実況者がふたばさん以外同じ…w あとさっき気づいたけど何時間目までいくんだろw 長文失礼いたしましたー(ぼu((すみませんでしたぁぁぁぁ (2017年9月30日 22時) (レス) id: c62a0ea40d (このIDを非表示/違反報告)
雨音@ねむり猫の何でも屋(プロフ) - 私も犬とか猫飼いたい……。師匠ですか!毎日拝みに行きま((( (2017年8月18日 3時) (レス) id: 8334af748d (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - 雨音@ねむり猫の何でも屋さん» ルアくん可愛いよね、チワワ飼いたくなっちゃう(*´ω`*) で、名前を｢師匠｣にするんだ(^q^) (2017年8月18日 2時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コミュ障のこみゅ×雨音 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/iorin01031/
作成日時：2017年8月2日 14時
