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YO「A、今から帰るんでしょ?送るよ。」
『え、いいよ。まだ朝だし。』
YO「彼氏に何か言われた時、私がいた方がいいでしょ?」
『…うん。じゃあ、お願い。』
YO「任せて。」
私とユオンは、家を出る。
私は、もともと感じる力が強いのか…。
『…何か、ついて来てる。』
YO「本当?」
『…うん。何かは分からないけど、懐かしい香りがする。』
オレンジのような、バニラのような…みずみずしくて、甘い香り。
どこかで嗅いだ事のあるような、そんなにおい。
『…スニョンの、香り…。』
YO「…A、何言ってるのっ。スニョンは、もう、いないよっ。」
『でも、感じるからっ…ユオンは、何も感じないの?』
YO「私には、感じられないよ…。」
ユオンは、何も感じないんだ…。
こんなに、スニョンの香りがするのに。
やっぱり、私…変なのかな。
『…ごめん、変な事言って。』
YO「私こそ、ごめん。…スニョンの香りがする人が、ついて来てるんだよね?」
『…うん。』
YO「そっか…。かすかに香るぐらい?」
『ううん…。すぐ近くに、隣に居るみたい…。』
YO「うん…。」
ありえないのに…。
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HM(プロフ) - 早く続きが見たいです!頑張ってください! (2018年7月4日 21時) (レス) id: 6126f66cc7 (このIDを非表示/違反報告)
子犬子猫 - そんな過激でもないです。 (2018年3月12日 20時) (レス) id: 58d84dee9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:子犬子猫 | 作成日時:2018年2月19日 20時