秘密の修行 ページ39
ー翌日ー
「本当にありがとうございますビアンキさん！！もう本当に本当に本当にっ」
ビ「分かったわようるさいわね」
次の日起きたら自宅のベッドだった。
記憶を辿ったらディーノに抱きつかれたことを思い出してまた気が遠くなったけど、なんでベッドにいるのかハッとして気を失わずに済んだ。
んで事情を聞いたらビアンキさんがおぶって運んでくれたって
荷物は京子とハルが持ってくれたとか。
あの子達にも後でお礼しないとな。
「はぁ。もう。…さてと。」
ビ「今日もまた行くの？」
「はい。もう少しなんです…もう少しでできる」
ビ「今でもかなりすごいけどね」
この夏休み期間に完成させたい2つの技。
私が海兵時代に最も得意とした移動法とよく使った攻撃。
それをまた習得したくて当時の修行を思い出しながら小さい頃から密かに続けていたものがある。
「かなり時間がかかったけど。まぁ結果よければって感じですかね。」
ビ「ふーん？…ねぇ、A。相談があるんだけど」
「はい？」
ビアンキさんから相談なんて珍しい。
なんだろ？真剣なお願いみたいだけど。
ビ「今日の修行、リボーンにもついてきてもらっていいかしら？」
「リボーン君？…。誰にも話さないと約束できるなら」
リ「約束するぞ。俺の口の硬さは世界一だからな」
「やっぱりいた(笑)絶対だよ？ツナにもディーノにも誰にも言っちゃダメ。それに私の修行法は他の子達に使っちゃダメだからね？」
リ「…。もちろんだ。」
あ、これいい修行法だったらツナに使わせる気だったな？
こんな過酷な修行、他の子にさせられないわよ。
私ですらムリかもなんて心折れそうになる時があるんだから。
「約束。じゃぁ行こうか」
ビ「えぇ」
リボーン君はビアンキに抱っこされていざ！目的の森へ。
かなり派手に暴れるから私にはうってつけの森が少し先にあるんだ。
誰にも見つからないからほんと、丁度いい。
「(見てて下さい。サカズキさん。)」
この世界でももっと強くなって、貴方の部下であった私に恥じぬ人間になります！
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作者名：paru | 作成日時：2023年2月1日 14時
