倒れた姉 ページ23
ーピッー
『どうしたのよツナ。そんな怖い顔して。』
ツ「あ！でた！体調悪くてこっちに帰ったって母さんから聞いたんだけど、なんだよディーノさんは来るなって！！そんな言い方ないだろ！」
その事？
ディーノが今の私を見たら誰よりもうるさいから教えるなって事でしょ。
それを言うためにわざわざ来たの？
『はぁ。体調悪いのに横でずっと話しかけられる見にもなってよ。うるさいから来るなって言ったの』
ツ「だからって言い方考えろよ！なんでそんなにディーノさんを嫌うの？いい人じゃんか！」
ディ「ツナ…」
はぁ…もう。かなりお怒りねツナ。
私そろそろ限界なんだけど…
もう何を言うのかも分からなくなってきてる…
『ディーノ…そこにいるの？』
ディ「お、おう。悪いA、心配で来ちまった」
『そういうの…いいから…ﾊｧ…ツナ連れて…帰って…ﾊｧ』
ディ「っ！？…A、お前」ツ「またそんな事言って！開けてよ姉さん！！」
ドンドン！ドンドン！
って扉を叩き続けるツナ。
もう…ダメ…
『ごめんねツナ…ﾊッ…姉さん…もう寝るから…』
壁に着いた手も…落ちて行く…
ズル…ズル…って…
『気をつけ…帰っ…』
ツ「姉さん？ねぇ、姉さん？」
《ドサッ!!》
ツ「姉さん！？どうしたの！？」
ディ「A！！！どけ！ツナ！！」
ディーノがいればヘナチョコでも身代わりくらいにはなるでしょ？
ましてや無事に辿りついてるし、きっとロマーリオさんがいるんだ。
ディーノは頼りなくてもロマーリオさんいるならツナは大丈夫
「(これは…夢？)…あ…」
ドガァ！！って聞こえてきた扉を突破する音。
そんな音は私の夢と区別がつかないくらい朦朧としてる中で、たしかに抱き上げられた。
ディ「A！？おいしっかりしろA！！」
ツ「姉さん！！姉さんごめんっこんなに体調悪いなんて俺思わなくて！！」
リ「こいつはかなりヤベぇぞ、おい救急車だ！」
わぁわぁ聞こえる。
これは私の夢の中の声？
「頂上…」ディ「！？なんだ、どうしたA！」
「せん…そう…あれは…」
ツ「え？頂上戦争？何言ってるの？姉さん…」
「さかずき…さん…？それと…」
ディ「さかずき？誰だ？」
あれは白ひげだ。
サカズキさんを殴ろうとしてる。
これは私が死んだ時の映像？
「よけ…て…よけて…」
ダメだ、体勢が悪すぎる！！
サカズキさん！！
ディ「A、しっかりしろって！おい！！」
「ーーだれ…？」
何か知ってる声だ
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作者名：paru | 作成日時：2023年2月1日 14時
