ツナのクラス ページ14
ツナが学校行って少しした頃、ママの困った声が聞こえてきた。
マ「まぁ！やだわ、ツナったらお弁当と体操着忘れて…もう！お姉ちゃんはこんなにしっかりしてるのになんでツナはこんなだらしないのかしら？」
「ママ、それつー君に言っちゃダメだよ？忘れ物なら私が届けるからいいよ」
マ「Aちゃん、、。でもせっかくお休みなのに悪いわ？」
「大丈夫だよ、可愛い弟のクラス見てみたいし！それじゃ、行ってくるね！」
―――
――
「って経緯でここに来たの。はい、お弁当と体操着。おっちょこちょいなのは変わらないね？」
ツ「ありがとう姉さん、お昼食いっぱぐれなくてすんだよ」
「ふふ！でもつー君、私に婚約者なんていないからそんな事言っちゃダメよ？」
頭を撫でてれば周りからいいなぁとか綺麗とか聞こえてくる。
婚約者はいないって言えば男の子達からツナ嘘ついたのかよ！？ってヤジが飛んできたわ
ツ「え！？嘘なんかじゃ…」
生「だってお姉さん本人がいないって言ってるじゃんか。ダメツナのクセに嘘までつくのか？」
「ピクッ」
ツ「いやこれには事情があって！！」
生2「嘘つきのダメツナじゃん。じゃぁ俺お姉さんの彼氏立候補しよーかな！」
1人の男の子がデヘッて顔で顔赤くして手を挙げている
私がこんな青臭いガキを相手にすると思ってんの？
「お断りよ。冗談でも言わない事ね」
生2「え？」
「大体。寄ってたかって1人を皆で批判するような卑怯者に恋人ができるとでも思ってんの？その腐った性根から叩き直しなさい」
ツ「怒らないで姉さん！怖いって」
「ツナ、こういう間違った事は正してあげなくちゃいけないものよ。人として間違えちゃいけないことはあるんだから。」
生2「ご、ごめんなさい…」
「それを言うのは私？」
生2「沢田、酷いこと言ってごめん」
ったく。どいつもこいつもつー君の良さ分かってないんだから。
ツナも優しすぎよ。言うことは言わなくちゃいけないわ
ツ「俺は別に…」
「全く。人を簡単に傷つけてはダメよ？人生これからなんだから。」
よしよし
生2「ｶｧｧ///はい！姉さん！！」
「誰が姉さんだコラ」
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作者名：paru | 作成日時：2023年2月1日 14時
