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◇3◇ ページ4

「何か嫌なことでもあったのかしら?」

高橋「!?」

高橋が振り返るとそこには、スタイルのいい美女が……そう、ベルモットが立っていたのだ。


高橋「いきなりなんですか!?」

ベルモット「あら?憎しみに溢れた顔をしていたのはそっちじゃない」

ちがう?とベルモットは高橋を煽る。


高橋「嫌なこと、っていうか、うざいヤツが……殺したいヤツがいるだけです」


ベルモット「なるほど…、それで、殺したい子があの娘ってわけね」

ベルモットの視線の先には託児所の遊具で子供たちと遊ぶAの姿が。


高橋「あいつは、私の邪魔ばっかりする!腹が立ってしょうがないの!平和主義だかなんだか知らないけど、邪魔されるのは嫌なの!だから、邪魔者を消す!それだけよ!」


ベルモット「あなたの気持ちはよくわかったわ。」


そういうとベルモットは高橋に近づいて、


ベルモット「私達が殺すのを手伝ってあげるわ」

高橋「えっ…」


耳元で囁かれゾッとする高橋。


ベルモット「あなたにもあなたの生活があるでしょう?それなのに殺人なんかして、これからあなたの人生がズタボロにされていくのは嫌でしょう?」

高橋「確かに…」

ベルモット「だから私達が手伝うわ。あなたはどんな手を使ってもいいから彼女を明日、この街にある廃工場に連れてくること。そして、彼女を動けなくしておくこと。」

高橋「うごけ、なく?」

ベルモット「そう。柱にロープで縛り付けるでも、鉄パイプなどで殴って怪我を負わせるでも、やり方はあなたに任せるわ」


もちろん、1人ではなく誰かの協力を得てもいいわ、と一言足して、

ベルモット「その後の処理はこちらに任せてくれればいいわ。それじゃあ、じゃあね。悲劇のヒロインさん」


高橋「!?」


驚いた顔をするが、既にベルモットの姿は無かった。


_私達が殺すのを手伝ってあげるわ____



耳から恐ろしい言葉が離れないが、


小さい子と仲良く遊んでるAをみると、


ベルモットのことが正しいように感じていた。



高橋「うっふふ♡明日が楽しみねぇ……?」

◇4◇→←◇2◇


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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時

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