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沖矢がそう言うと
A「ほお〜、なんだぁそっか……」
と呑気な口調でいった。
沖矢「何も思わないんですか?」
例えばなぜ殺されたのか…とか、と付け足すと
A「うん…特には何も。ただ、」
ふと沖矢から視線をそらして
A「会いたかった」
そう言った。
沖矢「会いたかった?」
A「会って話がしてみたかった。私は殴られたんだから、それなりの事をその子にしちゃったんじゃないかって思うの。だから、会って謝りたかった」
しんみりそう言うAに沖矢は
沖矢「Aが謝る必要はない」
そう言い切った。
A「なんで?」
沖矢「君は何も悪いことをしていないからだ」
A「死んだ子のことわかるの?」
沖矢「詳しくはわからないが、その子がAの事をひどく恨んでいたのは知っている。彼女はただ単に、君のことが羨ましかったんだろう」
A「羨ましい?」
沖矢「平和主義な君は誰に対しても優しかったそうだ。それが羨ましかったんだろう」
A「そっか…よかった、悪いことしてなかったのね」
沖矢「……と、廊下にいる彼らから聞いてきた。」
沖矢がそう言うと廊下から足音がした。
そして中に入ってきたのは、高橋とともにAを殴った男女だった。
A「っ、だ、れ…」
Aは沖矢の後ろに隠れ2人の様子を伺う。
沖矢「大丈夫、彼らはもう何もしてこない」
だから怯えるなと優しい声色で言う。
女「Aちゃん、本当にごめん!」
男「俺達、いけない事だってわかってたんだけど、あいつに逆らうと何されるかわかんなくて…」
女「だから奈々と一緒にあなたを殴ったの…」
男女は深々と頭を下げて謝った。
実を言うと、沖矢がAの病室に着いたときには既に彼らはいた。
だが、先生から面会はできないと言われていたため入るのをためらっていたらしい。
そんな彼らに沖矢は声をかけて、入りやすくしてくれたのだ。
男「記憶がないから、学校戻ってきてからも不安だと思うけど、高橋はもういないから」
女「安心して過ごせるよ!みんなでAちゃんのことまってるからね」
彼らは少し雑談をしてから帰っていった。
沖矢「あなたはみんなに愛されてるみたいですね」
沖矢は微笑んでそういった。
沖矢「花を変えてきますね」
そう言って花瓶をもって部屋からでていった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時