【名探偵コナン】平和主義少女は記憶を失った [赤井秀一]

◇１３◇ ページ14

1人になったベットの上でうずくまっているA。



A「怖い……嫌…」


そう言って布団の中に潜ってしまった。



そんな彼女を心配しているのは、安室たちだけではない。




ジョディ「すみません、向坂Aさんの状態は……？」


赤井から話を聞いたFBIのジョディ、キャメル、ジェイムズの３人も彼女のことを心配しているのだ。


看護師「向坂さんなら、先ほど意識を戻しましたよ」

ジョディ「本当ですか!?」

キャメル「すぐに赤井さんに連絡を……」

看護師「ですが……」



看護師の暗い顔をみて３人は不思議に思った。



ジェイムズ「……なにか、あったのですか？」

看護師「それが、彼女『記憶喪失』になってしまったみたいで……」

ジョディ「記憶喪失!?」

看護師「ええ……」

キャメル「会うことは可能なんですよね？」

看護師「そうなんですけど…、彼女記憶喪失以外にも『人間不信』になってしまっていて……｣

３人「！」

看護師「私たちが食事を運びにいっても、全然布団から出てこないんです…」


Aのことを知った３人は顔を見合わせた。


ジョディ「わかりました。わざわざありがとうございました。」


そう言って３人は看護師の元から離れる。


ジョディ「記憶喪失、そして人間不信……」

キャメル「災難ばかりですね……」

ジェイムズ「どうにかして話をしたいもんだが、人間不信となると……」

ジョディ「……わかったわ。」


ジョディは真っ直ぐな眼差しでジェイムズとキャメルをみる。


ジョディ「すぐに秀一(シュウ)に連絡しましょう」


ジョディの目に迷いはなかった。

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