ココロ５つ ページ6
「落ち着いたッスか？」
「うん、もう大丈夫。」
ラギーの感情を食べて生きていきたいと思っていた(※希望12参照)が、食べられていたのは、Aだったのかもしれない。
好意があるわけでもなんでもないと、。与えられている感情が怖いものであったから、それを消化するにはどうするべきかなんて考えていた。このままの関係でいたい。でも、友達以上は要らないなんて。
でも、物足りなくて満たされない。溺れて消えてしまいそうだ。何に溺れているのだろう。ラギーに？それとも自分自身に？
「ラギーは……」
「ん？」
「どうして、私の必要だと思ってた感情を食べちゃうの。」
気づいたらこんなことを口走っていた。必要だと思ってた感情は、友達以上の気持ちを持ちたくない等の感情だ。一人で生きてきたのだから、一人でも生きていけるのにそんなはずなのに、それ以上を求めるように植え付けられて、そんな感情まで食べてしまった。でも、それに飲み込まれてもいいのかが分からない。自分の感情に今までなかったものがある。それは、とても怖いものである。
ラギーは目を丸くした。意味を理解してないのかもしれない。それでもいい。そうしないと、こっちもそれに気づいてしまうから。
ラギーは何でも食べる。腐っていなければ。いや、腐っていたとしても、食べることはあるのだろうか。
「A……？今の意味って……」
「気にしないで。ラギーは知らないままでいいの」
“まだ”知らなくていい。こっちが気づけば今までの自分がいなくなりそうで怖いから。時に身を任せるだけでは、苦しいままだと分かっているが、それでも一番それが楽だとも分かっている。結局、楽なものはなかったというだけで。
「何でいつも肝心なこと言ってくれないんスか？」
「ちゃんと言ってるよ。」
ラギーは拳をギュッと握ったと思えば、大きな声で「分かってないから言ってるんだよ！」と言う。こんなに怒られたことは初めてだ。何故ラギーが、そんな苦しそうな顔をしているのか。ラギーが苦しむ必要なんて一つもない。
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冴凪(プロフ) - 監督生さん» コメントありがとうございます~！そろそろ更新するので待っててくれたから幸いですっ (2021年9月1日 17時) (
レス) id: 9684b934dc (このIDを非表示/違反報告)
監督生(プロフ) - 最高すぎます。続きがたのしみです！ (2021年7月29日 13時) (レス) id: b04fbbb950 (このIDを非表示/違反報告)
まろ。(プロフ) - ゆうなさん» 書いていて私もムッカムカしちゃってました……（）そうなんですよね、嫌いな奴の手助けになってしまうからこそ夢主もドンドン闇深くなっていってて（私がそうさせている）ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年12月18日 8時) (レス) id: f82dd573b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - これはいくらなんでもむかつきます、自分を勝手に担保にされた挙句嫌いな奴の間接的ではあるけど手助けになってしまう…ムカつく以外の何者でもないですなぁ…。話面白いです！！これから応援してます！ (2020年12月15日 11時) (レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)
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