ココロ１２ ページ13
かなり時間が経っただろう。もう辺りは真っ暗だ。目を開けても何も変わってなかった風景と心情。ただただ寒く、痛いだけだった。別のところに行けば、何か変わるかもしれない。
どこからか声が聞こえたが、聞こえないフリをした。足の指先が痛いのは寒さのせいだろう。
この場から離れないと、ラギーに見つかってしまう。
時間が経てば変わる風景も、スラムは何も変わってなかった。あの時と全て同じである。結局は、そういうことだ。綺麗に戻るのは不可能であること。擦り切れているのは、心身共に記憶も同じように、ボロボロに見えなくなってるものだが、心には深く刻まれている。
「あ、ラギーお兄ちゃん！どうしたの？」
ラギーは、子供達やよく値切るお店の人にに聞いて回っている。そうしなければ見つからない気がした。こじんまりとしたスラム街でも、路地裏やらを合わせればかなりの広さである。聞きまわった方が、効率はいいだろう。
「この辺に、犬耳の女の子来なかったッスか？茶色の髪の毛の！」
「その人なら僕見たよ！足痛そうだったけど、話しかけたら怒られそうだったから……」
今のAなら、話しかけるなオーラは出すだろう。その人にターゲットを当てる。
「その人はどっちに行った!?」
「ラギーお兄ちゃん、そんな焦ってどうしたの？もしかして、彼女泣かせたの？」
まだ彼女じゃないが、そういうことにした。すると、男の子は「貸一つね！」と言い出した。小さいからと言っても侮れない。抜け目がないというか。
「あっちに行ったよ。あっちは、行ったら危ないところなのに。」
ラギーは目を見開いた。治安が悪くて、よく死人が出ている場所だ。そんなところに一人で行ったと言うのだから。
「女一人で行っていい場所じゃねぇだろ……っ！」
白い息を吐きながら、Aを探すとAと男が話していた。Aのマジカルペンはほぼ黒に等しかった。
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ちょっと宣伝です。
【ツイステ】オトヒメエビちゃんの暇つぶし。
ネタモリモリで、こちらとかなり温度差がありますが、良ければ読んでみて下さい〜！
オチ未定ですが、寮生、モブ寮生、先生の好感度は夢主ちゃんカンスト済みです。愛されもモリモリです。自給自足の自己満小説ですっ！
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冴凪(プロフ) - 監督生さん» コメントありがとうございます~！そろそろ更新するので待っててくれたから幸いですっ (2021年9月1日 17時) (
レス) id: 9684b934dc (このIDを非表示/違反報告)
監督生(プロフ) - 最高すぎます。続きがたのしみです！ (2021年7月29日 13時) (レス) id: b04fbbb950 (このIDを非表示/違反報告)
まろ。(プロフ) - ゆうなさん» 書いていて私もムッカムカしちゃってました……（）そうなんですよね、嫌いな奴の手助けになってしまうからこそ夢主もドンドン闇深くなっていってて（私がそうさせている）ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年12月18日 8時) (レス) id: f82dd573b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - これはいくらなんでもむかつきます、自分を勝手に担保にされた挙句嫌いな奴の間接的ではあるけど手助けになってしまう…ムカつく以外の何者でもないですなぁ…。話面白いです！！これから応援してます！ (2020年12月15日 11時) (レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)
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