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青天の霹靂、とはまさにこのことか。
なんで、あのスマイルが？
恋愛なんてちっとも興味ありませんみたいな顔したスマイルが？
しかも私に！？
突然のカミングアウトについていけずぱくぱくと口を動かしていると、告白したのにも関わらずまだ険しい顔をしてるスマイルはつらつらと喋りだした。
「いつも勉強もできない、強くもない、不甲斐ない奴ばっか彼氏にしてさ。それに毎回俺に全部報告してくるの、俺今までよく頑張ったと思わないか？それで毎回毎回泣きながらダメだったって言ってくんの。俺は8年前もそれよりもずーっと前からお前の隣にいたはずなのに、お前の近くにいるのはみーんなダメなやつばっかなわけ」
『まって、まってまって！スマイルストップ！』
だいたいお前さぁとまだマシンガントークをやめなさそうな彼の肩をガシッと掴み、無理やり停止させる。
このままだと一生恨みつらみを吐き出されそうだ。
でもやっぱりまだ信じられない、スマイルがずっと私のこと好きだったなんて。
もしかして、今まで散々私の周りにいていちいち世話を焼いてくれたのって、幼なじみだからじゃなくて好きだったからなんだろうか。
『あの、スマイル、本当に私のことが好きなの？』
「ああ、好きだ。だから今まで彼女だって作らなかったんだけど」
言われてみれば、長い間一緒にいたのにスマイルの浮いた話って聞いたことがなかった。
だから自然と恋愛に興味ないんだなと勘違いしていただけで、本当はずっと昔から私のことが好きだったって……
なんだかパズルのピースが埋まったような気分だ。
別に今までスマイルが優しいこととか世話焼きなことに違和感を感じたことなんてなかった。だってそんなの当たり前のことだと思ってたから。
小学校からずっと一緒だったから、
私がなんとなく気の抜けたような子だから、
私に男を見る目がないから。
だからスマイルは隣にいてくれるんだって、思ってたけど。
『う……ううっ……』
「え、ちょっとなんでお前が泣くんだよ。泣きたいのは俺なんだけど」
『スマイル、今までよく頑張ったね……わた、しが代わりに、泣いてあげるっ、ね……うう』
「はぁ？」
私はそんなことに気づかず、ずっと彼の気持ちを見てなかったどころか踏みにじるような事ばかりしていたんだ。
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ふわぴ(プロフ) - 理想だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます😭短いとどうしても内容はちゃんとしてるかな…？と不安になってしまうのでそう言っていただけて幸いです✨ (2021年9月22日 9時) (
レス) id: 159c9c50ae (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - のんさん» ありがとうございます！一気読みにちょうど良い長さでしたでしょうか…喜んでいただけて嬉しいです！☺️ (2021年9月22日 9時) (レス) id: 159c9c50ae (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - サクッと読めるのに中身がぎちぎちにつまってる素晴らしい短編小説でした…。まさに私の理想はこれです…。すごい…。素晴らしいお話をありがとうございました! (2021年9月21日 20時) (レス) @page11 id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 一気読みしました。最高です！ (2021年9月19日 19時) (レス) id: abc489c33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年9月17日 13時
