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さらに追い打ちをかけるかのようにスマイルはもう1つ画面を見せてきた。
そこには見たことのあるネックレスとその値段が映っている。
『えっ……に、にせんえん……』
2000円。
私のネックレス、2000円？
自分が普段からブランド物に無頓着なのは分かっていた。それにプレゼントは高価なものじゃないとダメだと思ったことなんて1度もなかった。
プレゼントはもらえるだけで嬉しいから。
でもあのプレゼントをもらったとき、元カレはAのために奮発したんだ！といい顔をしていたのに。
私はその顔に騙されて自分がもらったものが2000円のやっすいネックレスということに気づかず大切にしていたのか。
『く、クズじゃん……なにが売っちゃっていいだよ……！』
「まあフリマアプリで簡単に手に入れられるものだし、売っても大した額にはならないだろうな」
私は頭を抱えて過去の愚行を思い出す。
確か私はスマイルにニコニコしながらネックレスをもらったと報告をしたはず。
そのときから既にスマイルの反応は芳しくなかった。それはきっとすぐにこれが安物であると気づいたからだろう。
なんで言ってくれなかったのかとスマイルを責めたくなったけど、あのときの私はめちゃくちゃ浮かれてたはず。さすがのスマイルでも言えるわけないか。
お風呂のときも外すのを忘れて未だにつけているネックレスを思い切り下に引っ張ると、プツンと簡単にネックレスがちぎれた。
え、2000円のネックレスってこんな簡単にちぎれるんだ。
そんなものをずっと高級品だと思い込んでた私って、スマイルの言う通りやっぱり本当にバカなんじゃないだろうか……
ふふ、あははっと漏れ出す自分の馬鹿さ加減に呆れた私の笑いを不気味そうに聞きながらスマイルは私の手からスマホを奪い取った。
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ふわぴ(プロフ) - 理想だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます😭短いとどうしても内容はちゃんとしてるかな…？と不安になってしまうのでそう言っていただけて幸いです✨ (2021年9月22日 9時) (
レス) id: 159c9c50ae (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - のんさん» ありがとうございます！一気読みにちょうど良い長さでしたでしょうか…喜んでいただけて嬉しいです！☺️ (2021年9月22日 9時) (レス) id: 159c9c50ae (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - サクッと読めるのに中身がぎちぎちにつまってる素晴らしい短編小説でした…。まさに私の理想はこれです…。すごい…。素晴らしいお話をありがとうございました! (2021年9月21日 20時) (レス) @page11 id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 一気読みしました。最高です！ (2021年9月19日 19時) (レス) id: abc489c33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年9月17日 13時
