【イナイレ】「好き」の証明をしてください。 (ページ9)

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蓮「白野さん。ちょっといい？」

そう蓮池さんに声をかけられ、私はついて行った。

急にピタッと止まると私の顔を見てフッ、と笑った。

蓮「白野さん。残念だったわね。晴矢、もう白野さんの事、嫌いだって。」

「えっ」短い言葉が私の口から出てきた。

「嫌い」その言葉だけが頭の中をぐるぐると回る。

証明しろって、それまで待ってやるって事じゃなかったの......？

気づかないうちに涙が出てて嗚咽をもらしていた。

蓮「泣かないで。晴矢は私が守ってあげるから。」

そう言うと蓮池さんは私を残して長く続く廊下へと消えていった。

誰もいなくなった廊下を見るとさらに悲しくなってしまう。

泣き崩れ、その場に寝転がった。

なんで私じゃだめなんだろう。

私はこうやって一生振られ続けるのかな.........？

あー、もう疲れたな。

もう涙は乾きはて、なんだかあそこまで熱くなっていた自分が恥ずかしい。

貴「晴矢のバーカ！絶対私と別れた事、後悔させてやる！」

私は大声で叫び立ち上がった。

〈つづく〉