14晴矢side ページ14
涼「晴矢。帰るぞ。」
南「おう。」
風介とヒロトが2人で話し始める。
何が決まったのか、わからなかったけど、2人で俺に何か言おうとしてるんだと思う。
基「晴矢。白野ね、自分で解決したいって言ってたよ。」
「は？」俺は何を言ってるのか、理解ができなかった。
A、真剣に考えすぎだろ。
俺たちは角を曲がり、それぞれ別れた。
1人になり、病院の前を通ったときだった。
A.........！？
病院の中から出てきたのはAだった。
歩いて出てきたんじゃない。
車椅子に乗って出てきたのだ。
俺は心配になり、Aから目がはなせなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おはよう」あちこちから挨拶が聞こえてくる。
昨日のことが頭から離れなくて、何も考えられない。
席に座り、しばらくすると担任の先生が来た。
先「えー、今日はみんなに残念なお知らせがある。」
俺はハッと、Aの席を見る。
すると、いなかった。
まさか.........
先「白野、病気になってしまったらしいんだ。すぐに治るものではないらしい。」
先生が話すと周りはざわめき始めた。
先「だから、今は入院してる。」
男「なんの病気なんですか？」
生徒の質問に、先生は少し言いづらそうにして、「ストレスだ。」と言った。
『ストレス』
俺の...............
せいじゃないのか............？
〈つづく〉
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作者名：はるぅ | 作成日時：2017年12月13日 18時
