5話 ページ6
「こんにちは。名前、、はないのか。今日から私が君のご主人だからね。」
何人目かのご主人様。今度は優しそうだった。
「君は笑顔がかわいいねえ。たあくさんと可愛がってあげようね」
好かれるように、好かれるように、たあくさん笑った。優しくしてもらえるように、必死に必死に抵抗しなかった。
どれだけ乱暴にされようと。
「はぁ、、いいよぉ、、きもちいかい？？」
ごつごつとした気持ち悪い手が私の体を這う。
これが愛情なのか。わからない。
物心ついた時にはもう両親はいなかった。売られたのだ、捨てられたのだ。
愛情なんてわかるはずもなかった。
『だ、だいすき、、』
愛が欲しいと、手を伸ばしても、握ってくれる人は誰一人としていなかった。
身体が繋がっていることは、愛し合っていることだと思った。逆をいえば愛を貰うには、身体を捧げればいいのだとさえ思っていた。
だけどあの時、
「てめっ、気持ちわりぃことすんじゃねェ！！何歳だよォ！！」
愛が欲しくて、必死に奉公しようとしたのに
顔に傷を沢山つけているあなたは私を拒んだ。引っぱたいた。
「そんなことして自分を汚すんじゃねえ。おんなだろうがァ。凛として生きろォ！！」
私の手を、初めて握ってくれた。叱ってくれた。
嬉しいのかわかんないけど、ほわほわして、涙がポロポロ出てきた。
「、、へらへらした気持ち悪い笑顔より、そっちのがお似合いだぜェ」
泣いた顔の方が好いているなど、おかしなことを言う人だとも思った。
「食え」
不器用に握られた白米を差し出してきたあなたに、、
私は、、
『っらぁぁぁ！！！不死川さんだいすき！！！！』
ぐん、となにかに引っ張られる感覚のあと私は自分が目を開けたことに気づいた。
『っえ？今の夢？？寝てたん私』
どうやら鬼を倒したあともなく、みんながすぅすぅねてるだけだった。
「むー！！」
炭治郎くんに向かって炎を出す、、鬼！！！
『えっちょ、かわいいナリして何してんのさ！！』
その途端炭治郎は目が覚めた。
「！！Aさん！！これは、、」
キョロキョロと見回す炭治郎くん。いや、私もわかんないんだけどさ。
『それ、その、おに、、』
「あ、これは、、」
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カカ(プロフ) - narumiさん» ありがとうございます！ハッピーエンドは大好きです、、 (2020年1月4日 1時) (
レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
narumi(プロフ) - すごく面白かったです！ハッピーエンド〜 (2020年1月2日 9時) (レス) id: 8ae7060ebb (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - じゃがりさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します (2019年12月31日 13時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがり - すごい読みやすいです！！不死川さんかっこいい！更新頑張ってください( ‘-^ )b (2019年12月27日 11時) (レス) id: f9158bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 花っち�擦気�» じゃんじゃか展開を進めてしまいます笑しゅきだなんてありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月26日 21時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカ | 作成日時：2019年12月14日 17時
