21話 ページ23
「どうだ、甘露寺の所はァ。」
『はい！昨日は、ぱんけぃきという食べ物を作りました！とぉっても甘くて、不死川さんもきっと気に入りますよ！！』
「実弥ィ。」
『あっ、さ、実弥さん、！今度ぜひ作らせていただきますね！！』
「おう。」
どうも実弥さん呼びは慣れないものだ。
今日は久しぶりに実弥さんがお散歩に誘ってくれた
「そういやァ、お前、目ん玉みてェな虫見たことあるか？」
『え？いや、ないですけど。なんでですか？？』
「さっき潰しちまってよォ」
そっと繋がれている右手を見る不死川さん。
待てよ？
『え、まさか潰したままの手と私の手が繋がれてるなんてことはないですよね』
「、、、わりィ」
うげー！！汚い！！急いで手を離して匂いを嗅ぐ
あっ、不死川さんのいい匂い
なーんてほわほわしていたけど、イチロウの一声でそんな気持ちは全て吹っ飛んだ。
恐れていたことが起きたのだ。
「カァー！緊急収集ー！産屋敷邸襲撃ー！！」
「『御館様っっ！！！』」
私と不死川さんはお互いに顔を見合わせたあと、全速力で駆けだした。
御館様が、危ない、急げ
「っおい！急げ！」
『っあ、先行っててください！！早く！』
不死川さんの方が私なんかより断然早いから早く行くように促すと、焦った顔でスピードをあげてもう見えなくなってしまった。
さすが、不死川さんだなあ。なんて感心してる場合ではない。
御館様、どうかご無事でっ、！！
もう少し、の所で大きな爆発音がした。
炎や煙が上がる位置は何度見ても御館様のお屋敷だった。
『お、御館様ぁぁぁぁ！！！！』
赤く燃える炎がいつかの記憶をチラつかせる。あぁ、煉獄さんだ。
あの時のように、また、救えないのだろうか。
嫌なことを考える度に周りの空気がどんどん薄くなってる気がして、息が吸いづらくなる。
もつれる足でなんとか屋敷までたどり着いたが、待っていたのは緊迫した雰囲気だった。
なにがなんだか分からぬまま、床がなぜか障子へと変わり、等加速度で下へと落ちていく
『へぇぇぇぇ！！？！』
「A！！！！！！」
焦る不死川さんの声が聞こえた気がした
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カカ(プロフ) - narumiさん» ありがとうございます！ハッピーエンドは大好きです、、 (2020年1月4日 1時) (
レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
narumi(プロフ) - すごく面白かったです！ハッピーエンド〜 (2020年1月2日 9時) (レス) id: 8ae7060ebb (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - じゃがりさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します (2019年12月31日 13時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがり - すごい読みやすいです！！不死川さんかっこいい！更新頑張ってください( ‘-^ )b (2019年12月27日 11時) (レス) id: f9158bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 花っち�擦気�» じゃんじゃか展開を進めてしまいます笑しゅきだなんてありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月26日 21時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカ | 作成日時：2019年12月14日 17時
