キラキラ２ ページ7
「なんかいいアイデアないかな？」
おそらくピカピカと素早く色が変わるのがきついんでしょうね。
「もっとゆっくり変わったらどうですか？変わるのもピカピカというよりは、グラデーションのようにじわじわと変わるとか」
「たしかにそれだとキツくないかも」
「それでもう1回作ってもらうか」
「ありがとう、篠宮！スバルもそれでいいか？」
「うん！色が変わるのは変わらないんでしょ？会場全体がゆっくり色が変わっていくのもいいかも！」
明星様がうんうんと頷かれたので、わたしはほっと胸を撫で下ろした。
「Aさま」
テーブルの横にはいつの間に来たのか伏見様が立っていた。
「どうしたの？」
「いえ、特に用事はないのですが…。Trickstarの皆さまといらっしゃるのは珍しいですね」
「うん、たまたま生徒会長に誘っていただいて」
「左様でございますか」
どうしたのかしら。いつもならすぐに立ち去るのに。
「あー、篠宮。意見ありがとう。俺たちはもうちょっと仕事の話したいからさ、弓弦も来たことだし弓弦とご飯食べてくれないか？」
「ん？もう話はまとまっただろう。何を話し合うんだ？」
「氷鷹くんちょっと静かにしててね〜」
とりあえず、邪魔ってことですよね？
「かしこまりました。気が利かずすみません。皆様またお会いすることがありましたらよろしくお願いしますわ」
「ああ、貴重な意見をありがとう」
「またね！」
「500円もありがとう！じゃあね！」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
真緒side
「申し訳ありません、新会長さま」
「気にすんなって。頑張れよ、弓弦」
弓弦の肩をポンと押すと弓弦は恥ずかしそうに頭を下げて篠宮を追っていった。
弓弦から十分距離が離れた頃に真が顔を寄せてくる。
「ねぇ、衣更くんからたまに出てくる話ってあの子？」
「そうそう。意外と嫉妬深いんだよなぁ、相手が。いつもはキリッとしてるのに」
「衣更が最近応援してる恋の話か？」
「覚えてたのか？北斗」
「ああ。彼女のことだったんだな。伏見はあの子が好きみたいだし、案外すぐにくっつくんじゃないか？」
「俺もずっと思ってたけど、これがくっつかないんだよな〜」
「いいよね〜、両片思い。漫画の中だけかと思ってたよ」
弓弦の名前は出さずにくっつきそうでくっつかないカップルを応援しているという話をみんなにしていたのだ。
今ので完全に弓弦ってバレちまったけど。
ごめんな、弓弦。
でも、みんな2人のこと応援してるよ。
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
