キラキラ ページ6
今日は1人でガーデンテラスに来ている。
読みたい本ができたので、本と財布を持って並ぶ。
麻婆豆腐定食、杏仁豆腐付き500円。
食券機の中に500円玉を入れようとしたら、横からその手を止められた。
「待って、待って、待って！！」
振り返ると、そこにはTrickstarの明星スバル様がいた。
「ねえ、それ新しい500円じゃない？キラッキラ！」
明星様の言うとおりよく見るとそれは、新しい500円玉だった。
「ねね、もしよかったら俺の500円と交換して！お願い！！」
そう言って明星様が少し薄暗い500円玉を差し出してくる。
「もちろんです」
交換すると明星様はありがとう〜！とハイタッチしてこられた。
「こらこら、スバルー？？女の子にあんま気安く触るな…って、篠宮か」
わたしがチケットを持って食券機から避けると生徒会長が明星様をたしなめていた。
「今からTrickstarでご飯食べる予定なんだけど、もしよかったら一緒にどうだ？」
「え、良いのですか？？」
「ああ。ちょっと見てもらいたいものがあるんだ。参加してくれないか？」
わたしはTrickstarの皆さんと面識があるわけじゃないのだけど、いいのかしら。
麻婆豆腐定食を持って指定されたテーブルに行くと、明星様が大きく手を振っていた。
「こっちこっち！」
「はじめましてだな。Trickstarの氷鷹北斗だ」
「はじめまして、遊木真です。伏見くんの幼馴染なんだって？」
「ええ、そうです。はじめまして篠宮Aです。よろしくお願いしますね」
テーブルには定食のほかにカラフルなデザイン案が並んでいた。
ここにと遊木様に勧められた席に座ろうとすると、生徒会長が資料をまとめ始めた。
「あっと、これはちょっと見せられないんだけど。ちょっと聞きたいことがあってな」
生徒会長は資料を直すと一本のサイリウムと遠隔操作用のボタンを取り出した。
「これをな、こうすると」
生徒会長がボタンを押すとサイリウムが切れかけの蛍光灯のように光りはじめた。コロコロとTrickstarのメンバーカラーに変わる。
かわいらしいけど
「なんだか少々目に痛いですわね…」
「だよな？」
「えー！いいじゃんいいじゃん！ピカピカなんだよ！？」
「会場内のサイリウムが同時にいろんな色に変わったらおもしろいねって話が出て」
「それで出来てきた試作品なんだが、昨日暗い場所で試しにつけてみたんだ」
「そうしたら予想以上に目に悪かったのですね…」
これは悩みますわね。
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
