お悩み相談２ ページ36
「でも、わたしも少し冷たい対応をしてしまいましたし、いまさら仲直りできるでしょうか？」
「だいじょうぶなんだぜ！」
天満様が胸をドンと叩きながら答える。
「愛してるって毎日言うくらい先輩のことが好きだったんでしょ？ちょっと喧嘩したってすぐに嫌いになんてならないぜ！俺だっていつも友ちゃんに怒られるけど、それでも友ちゃんのこと嫌いになったりしないんだぜ。それはきっと愛してるからなんだぜ」
「宙は難しいことはわかりません。でも、好きな気持ちがまだあるならそれを伝えた方がきっといいな〜。ししょ〜とせんぱいもたくさん喧嘩するけど、仲直りします。それはお互いが好きだからです。お互いが好きじゃなければ喧嘩しません。怒っちゃうくらい相手を大切にする気持ちがあるからするんだな〜」
春川様の言葉にはっとする。
わたしは、少し愛を伝えられなかっただけで不安になってしまった。
もう愛されてないんじゃないかなんて、勝手に決めつけようとして。
弓弦くんとも話し合わずに。
弓弦くんはわたしのことが好きだから喧嘩してくれたんだわ。
それくらいわたしのことを大切に思っているのよね。
だからわたしが日々樹様に迷惑をかけちゃうのを嫌がったのだわ。
大切な人だからきっと人に迷惑をかけることをやめてほしかったのね。
「僕は兄さんに怒られることもあるけど、兄さんのことはずっと好きだよ。少しすれ違ったって、愛があればすぐに元通りになれるよ」
一彩様の笑みにつられてわたしの口角も上がる。
「ありがとうございます、みなさま。わたしもう一度彼氏と話してみます」
そうよね、どれだけすれ違ったって戻れるわ。
わたしたちならきっと。
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
