愛は ページ23
「ねぇ、もしかして桃李くんの言っていた幼馴染ってAちゃんのことだった？」
「あ、そう。そうなの。えっとね、A。Aと弓弦のことで悩んでた時に日和さまが相談に乗ってくれたことがあるの」
「ああ、そういえば」
──日和さまが言ってた。愛は伝えないと伝わらない。伝えた分しか返ってこないって
「言ってたね」
「ふーん、なるほど。じゃあAちゃんは弓弦くんとお付き合いできるようになったってこと？あっはははは！！そういうことだったんだね！はははは！」
そんなに面白かったかしら…？
「何がそんなにおかしいん？」
みかくんが首を傾げる。
「ぼくは何も知らないままAちゃんを応援していたんだね。あっははは、君達本当にもだもだしていたものね。弓弦くんに好きな人がいるって話を聞いた時Aちゃんのことがよぎったけど、本当にAちゃんのこととはね。
でも良かったね、桃李くんが恋のキューピッドでいられたのはぼくのおかげだからね。感謝してほしいね！」
「あらあ、桃ちゃんとAちゃんの努力のおかげよねぇ」
日和様にまでわたしの恋はバレていたのね…。
そして桃李くんはいつのまにそんなお役目をしてくれていたのかしら。
店員さんがケーキを持ってくる。
「ここにいるみんなのおかげでもあるから。本当にありがとう。ちなみにあの時のデートもとっても楽しかったよ」
「じゃあ、ぼくは仕事があるからもう戻るね。このケーキはAちゃんが食べるといいね」
日和様もしかしてわたしに渡すために頼んでいらっしゃった？
「本当にありがとうございます、日和様」
「つかんだ幸せは捨てちゃダメだよ。愛は与えられて与える循環が出来上がった時初めて愛だからね」
そう言ってわたしの頭を軽く撫でると日和様は行ってしまわれた。
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
