再び ページ20
あの後、弓弦くんの予想通り告白をしてきた井上様は丁重にお断りした。
クラスメイトからは弓弦くんとどんな関係なのかと色々聞かれたが、落とし物を届けてくれたと答えた。
次の日、桃李くんに大事な話があると言ったら喫茶COHIに呼ばれた。
「話ってなあに？」
「実は、わたしね、弓弦くんと付き合うことになったの」
桃李くんは数秒置いた後に「ぬえー！！？」と叫び声を上げた。
「ほ、本当に！？本当に本当！？だって、ボクまだ特に何もしてないよ？？そりゃ弓弦が積極的になったのは知ってたけど、な、え、どっちから告白したの！？」
「やっぱり桃李くん、弓弦くんがわたしのこと好きなこと知ってたのね」
「うにっ！」
桃李くんは視線を逸らす。
「告白は弓弦くんからしてくれたよ。とっても情熱的だった」
「弓弦がー？やるじゃん、弓弦〜！ていうか名前で呼ぶようになったんだね！いいじゃんいいじゃん！」
「うんうん、いいじゃんいいじゃん」
「うにー！！」
桃李くんと一緒に椅子から転げ落ちる。
「英智様！」
いつのまに座っていたのか、隣には英智様が立っていた。
「話を盗み聞くなんてお行儀がよくありませんでしてよ」
そう言って座り直すと、英智様は桃李くんの隣に座り店員にハーブティーを頼んだ。
「ごめんごめん。聞くつもりはなかったんだけど、おもしろい話がたまたま聞こえちゃってね」
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
