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アニマルポッセ(FP) ページ14
−乱数−
「乱数、お散歩いく?」
「わん!」
乱数はリードも首輪も嫌がるので放し飼いです
でも知ってる人いるとすぐどっか行っちゃうので常に抱っこしてます。
ふわふわ。幸せ。
「ホントは喋れるけどねん♪
バレたらAビックリしちゃうからぁ、
メッ!だよ?」
−幻太郎−
「あれ?お稲荷さん無くなってる?!
幻太郎!また勝手に食べたでしょ!」
自分の寝床にいる幻太郎はふさふさの尻尾だけ揺らし、悪びれもなく欠伸をした
ﾎﾟﾝｯ
「足りないんですよ、いつも。」
頭上の耳を触りながら人間に化ける幻太郎
「え、そうなの?」
話せないって不便…
いつも人間化してくれてれば楽なのに…
「あぁ、それと。
小生も稲荷ばかりじゃ飽きますので
たまには寿司とかがいいですねぇ」
(なんだこの生意気キツネ…)
次の日は油揚げのみだった。
−帝統−
「かわいい、かわいい」
ふさふさな耳と尻尾。
大きな手には鋭く長い爪。
口から見える牙に紅く光る眼
そう、どこからどう見てもオオカミ
「ｱｵｰﾝ」
「ふふ、帝統はブラッシング大好きだねー」
私よりも大きな身体は身を委ねる
従順に手懐けられていた。
(腹減ったなー。)
「ｱｵｫﾝ…」
「お腹空いた?
じゃあご飯作ってくるね、待ってて!」
自分が喋れることに気付いてないので
ｱｵｰﾝの鳴き方で訴えてきます。
忠狼帝統
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作者名：87 | 作成日時：2019年9月3日 5時
