番外編 続き11 ページ5
「エイブリー先輩がクィディッチについて語るなんて珍しいですね！」
ボクは過去のレギュラスから満面の笑みで語り掛けられてた。
うわ、さすがイケメンの卵、この時から美少年……。
「先輩箒に乗るの苦手で、話そうとすらしないのに……」
ボクはこのままお父さんとしてレギュラスと会話を続けるべきなのか……。
「シレンシオ！」
「コンフリンゴ！」
すると突然爆風が飛んできた。
「おい！ほかの奴らを巻き込むなポッター！」
「え、そこ人いたの！？って、さっきのスリザリン！」
うわ、巻き込まれた！なんだろう、仕返しした方がいいよね、これ。
「兄さん、何してるんですか。ブラック家の顔をそこまでして汚したいんですか」
「ッ、レギュラスもいんのかよ！」
「シリウス！弟君なんてほっといて早く続きようよ！」
レギュラスとシリウスさんの間に険悪ムードが流れ始めた。想像したよりももっと怖かった。
「おいエイブリー」
「わっ！？」
肩をたたかれて驚いたら若かりし頃のスネイプ先生がいた。
「いつもはマグルの血のある俺にあまり関わろうとしてこないが、何の心変わりだ」
「バーティと会いました！そしたら喧嘩に巻き込まれたんですよ！！」
「なぜ敬語だ。そしてそこの奴らはなんだ」
「お友達！」
「お前に純血以外の友達がいたなんて……ふん、エイブリー家次期当主も落ちぶれたな」
え、スネイプ先生とお父さんって仲悪かったの！？
「インセンディオ！」
すると、突然後ろから意図的に攻撃をされた。
「！？プロテゴ・マキシマ！」
トムが防いでくれた。
「トムありがとう！」
「なんてことないさ」
トムは杖を四人に向けた。もう戦う気100％じゃん。闇の帝王好戦的じゃん。
「おいA……じゃなくてエイブリー、もうこれ俺ら交戦した方がいいんじゃね？」
ブレーズも杖を出し始めた。
「そうだなエイブリー、この礼儀のかけらもない奴らなんて、俺らにかなうわけないだろ」
セオドールもやる気になったようだ。
「A、じゃなくて先輩！俺も手伝います！」
「バーティ、Aって誰だい？先輩のあだ名？……まあ、今はそんなこと話してる場合じゃないね」
バーティ、レギュラスも杖を抜き始めた。
「ふん、お前に助けてもらうなんて変な気分だ。けど、ありがとう」
スネイプ先生が笑いながらそう言った。
スネイプ先生が笑ってるというのも信じがたい出来事だけど、過去で喧嘩するなんて思わなかったよ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
