番外編 トムが再入学する時の話 ページ27
「いや、ぶっ飛ばされるかな、生きて帰れるかな」
「Aが弱気……」
なんだよセオドール弱気で悪かったな！だって、殺そうとしてきた人を生徒にしようとしてるんだよ！？
「大丈夫さ。最悪脅せばいいし」
「そうなるから怖いんだよ！」
本当にこいつなんとかならない？こいつなんとかしてくれ。
四人で校長室に入ると、ダンブルドアと目があった。
「こ、こんにちわー？」
「Aじゃのう。四人で来てどうしたんじゃ？」
ダンブルドアはニコニコと笑いながら紅茶を出し始めたが、ぴたりと止まってこちらを2度見した。
「トム、なぜおここに」
「すみませんボクが彼を倒すときに日記のページを一枚取ってそのままにしていたら生きていました！」
ダンブルドア数秒フリーズして、それから何かを考え始めた。
「お主は彼女らを脅したりはしないかのう」
「脅したところで意味がないのでね」
ダンブルドアドアはまた考え直して、ボクらに聞いた。
「ではA、どうしたいのじゃ」
「えっ？悪さはしないと思うんで、学校にいさせてあげることってできないでしょうか」
そして今度はセオドールに質問をした。
「ではMrノット、トムがここでまた秘密の部屋を開けて怪物を使い、マグルを殺害するなどといった事件を起こすと思うかい？」
「俺は別にマグルとかどうでもいいですけど、多分しないと思います。あなたという脅威がいるし、Aという継承者がいますし」
そして最後に、ブレーズに質問をした。
「では、彼が他の生徒を信頼して、勇気を持った行動をとり、人を守ると思うかの？」
「思いません」
うん、それはボクもそう思った。
「スリザリン生に勇気なんていらないっすよ」
ブレーズはケタケタと笑った。うわ、悪い顔してる！まあそれがブレーズだけど。
「俺たちは他人なんて心底どうでもいいです。けど、大事な仲間達のために頭を下げることができます」
セオドールはそう言ってボクを見た。
「トムは昔、本当の友を得られませんでした。だから、その友になるために、トムを改めて生徒として入学させてください！」
ボクらは頭を下げた。トムはそれを見て驚いた。
「頭を上げるんだ。見ていて苦しい」
「トムもそう感じるようになったんじゃのう」
そして、ダンブルドアは言った。
「トム・リドル・フロントラインの編入を認める」
フロントライン？まあよくわからないけど編入できるんだ！
「よかったねトム！」
「ふふ、ありがとう」
おまけ設定
(名前)とドラコは二人でシーサーをすることになりました。
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